【オトナの乙女ゲーム道】第22回:攻略キャラ全員女性声優!一味違うときめき&安心を感じた『Goes!』プレイレポ

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【オトナの乙女ゲーム道】第22回:攻略キャラ全員女性声優!一味違うときめき&安心を感じた『Goes!』プレイレポ
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インサイドをご覧の皆様、こんにちは。独断と偏見で乙女ゲームについて語り尽くす「オトナの乙女ゲーム道」第22回では、PS Vita用ソフト『Goes!』のプレイレポートをお届けします。よろしくお付き合いください。



乙女ゲームブランド「プチレーヴ」から11月26日に発売したPS Vita向けソフト『Goes!』。7人の攻略キャラクターを演じるのは三瓶由布子さん、白石涼子さん、斎賀みつきさん、國立幸さん、皆川純子さん、竹内順子さん、甲斐田ゆきさんと、すべて女性なのが大きな特長です。もちろん、サブキャラクターも豊口めぐみさん、渡辺明乃さん、田村睦心さん、田村ゆかりさん、進藤尚美さんなど、すべて女性という徹底ぶりとなっています。



さて、私自身もこの「全員女性」という部分が気になって遊んでみましたが、一言でいうなら「清く正しく美しく、安心して楽しめる乙女ゲーム」です。ここ最近の乙女ゲームに出てくる攻略キャラクターって「イケメンだけど難あり」といいますか「この人、大丈夫かな…?!」とつい心配してしまうのような、危なっかしいところも含めて魅力みたいな部分があると思うんですよ。



でも女性声優の演じる攻略キャラクターは「この子は大丈夫だ!」と、妙に安心できてしまうのが大きな違いかなと感じました。本作に登場するのは少年ばかりなので、少し幼さは残るものの、なんとなく「きっと将来、いい男になるんだろうな」と信じられる懐の深さが垣間見えるんですよね。見た目も素敵ですけど、それ以上に性格がイケメンです。



そして展開も「可愛い女の子と、カッコよかったり可愛かったりする男の子が、隠された謎や自身の心と向き合いながら距離を縮めていく学園モノ」という王道中の王道。心穏やかに物語を追うことができた一方、純粋すぎて眩しすぎて時々何かが心に刺さりました。もうこんなキラキラした気持ちは忘れてしまったよ…。重々しい世界・恋愛がテーマのものも大好物なんですけど、そういった作品に浸りすぎて息が詰まった時に遊ぶと大変癒されると思います。

◆七不思議とさまざまな謎に迫るストーリー


本作の舞台は現代とよく似ていながら、魔法が当たり前に存在する世界。資質のある人が本格的に魔法を学ぶための教育機関が設立されていて、キャラクター達が通う「私立六陽魔法高校」もその1つ。突然魔法に目覚めてしまった女の子・百瀬志緒(変更可/名前呼びあり)ちゃんが、魔力の暴走を制御するために転入するところから物語が動き出します。


この学校には「あるはずのない禁書が並ぶ図書館の書架」「過去と未来を見通す妖魔の鏡」など、真偽を織り交ぜたたくさんの「七不思議」が伝わっています。大半は何らかの魔法によって生み出された偽物ばかりですが、都竹天、ヴィンス・ヴィヴィアン・ヴィッカーズ、カイ・ジョリス・佐倉の3人は、本物の七不思議を解明すべく奮闘。ここに新山正典、日向・エリ・ファース、セイム・エリ・ファースの3人も関わっていきます。そんな彼らの影には黒音をはじめ、謎の人物たちの存在も。



ゲームに先駆けて発売されたドラマCDでは、主人公が転入してくる前に彼らがどのように七不思議を追っていたのかが描かれています。ゲームのプレイそのものに支障はありませんが、より詳しく知りたい方はドラマCDも合わせて聞いてみるといいでしょう。

◆システム&オススメポイントを紹介


ストーリーは章仕立てになっており、選択肢を選んで進めていく形式です。3章までが概ね共通で、選択によって誰の個別ルートへ入れるかが変化。章やシーンから選べる「CHART」を利用すればさくさくルートを回収できますが、バックログからは直接戻れないので、こまめなクイックセーブで対処するとよりスムーズに遊べます。各ルートの回収率も表示されるので、フルコンプを目指す場合は参考になります。


個別ルートでは各キャラクターの過去や心情に迫りますが「これって結局どういうことだったの?」と、疑問に感じる部分もいくつか残るでしょう。七不思議の誕生、学校を設立した経緯と理由、主人公のもつ魔力の意味など、真相ともいえる内容は黒音ルートで判明します。攻略する順番は、とくに七不思議探しに熱心な都竹天、ヴィンス・ヴィヴィアン・ヴィッカーズ、カイ・ジョリス・佐倉の3人いずれかからスタートし、1番最後に黒音がおすすめです。


個人的に注目できたのは、公式の動画でも紹介されていた「呪文の詠唱」です。精霊に依頼するにしろ召喚するにしろ、いわゆる重厚ファンタジーなものから、可愛くお願いするもの、友人に話しかけるような親しみに溢れたもの、プログラムのように手順を伝えるものなど、各キャラクターの個性がよく見えました。



また、BGMを手掛けるのはたくさんのアニメ・ゲームでお馴染み「ZIZZ STUDIO」です。オープニング・エンディングテーマを歌うは、いとうかなこさん、ワタナベカズヒロさんの2人で、これがまた心に染みるものとなっているんですよね。正直、本作で泣くとは思ってませんでしたが、黒音をクリアしてスタッフロールを眺めていたら思わずホロリとしてしまいました。『Goes!』の世界がよく表れた歌詞もじっくり聞いてみてください。

◆主人公をとりまく7人のキャラクターたち


■都竹天(CV:三瓶由布子)


都竹天(つづき たかし)、通称「テン」は、とくに七不思議探しに熱心な子です。魔法で空を飛んだりと、なにかとトラブルを巻き起こして風紀委員に目をつけられる面があるものの、授業は意外と真面目に受けてるんですよね。


彼が七不思議にこだわるのは、過去の記憶に関係しています。自分自身、そして主人公のため、一生懸命頑張る姿には犬っぽい可愛さを感じずにはいられませんでした!

■ヴィンス・ヴィヴィアン・ヴィッカーズ(CV:白石涼子)


通称「ヴィー」は主人公の後輩ながらしっかりしていて、面倒見のいいお兄さんタイプです。物腰も柔らかながら芯の強い少年で、個人的に「白石さんの声にぴったり!」というキャラクターでした。


植物を育てるのが好きで、やがて自身に秘められた能力に開花していきます。七不思議探しも文化祭の準備も、一緒に頑張っていくほのぼのとした展開は見ていて癒されました。

■カイ・ジョリス・佐倉(CV:斎賀みつき)


カイは召喚魔法に秀でており、その実力は先生から主人公の指導を頼まれるほど。七不思議の中でも、とくに禁書の並ぶ書架へ強い興味を抱いています。


金髪碧眼という容姿、女性に対しては紳士的という完璧ぶりで、外部の女性ファンも多いというザ・イケメン。周囲に媚びない態度はまるで王族といった印象で、セイムからは「キング」と呼ばれることも。とはいえ仲間内には甘く、頼られたらまず断りません。そんな彼が挑戦することになった文化祭の演劇は必見です!

■新山正典(CV:國立幸)


風紀委員の鑑ともいえる真面目一徹で、テンとしょっちゅう追いかけっこをしている正典。融通がきかない性格のため友人が少なく、そうした自分を変えようと努力しています。セイムに名前で呼ばれると嬉しを隠せないとか、女性と接する機会がなかったため主人公を前に慌てふためく姿は非常に微笑ましいですね。


むやみに魔法を使わないよう己を律していますが、その才能はかなりのもの。魔法、そして周囲とどう付き合っていくのか、変化していく様子をそっと見守りたくなりました。

■日向・エリ・ファース(CV:皆川純子)


セイムの双子の兄、日向はちょっと気弱な心根の優しい男の子。何をするにもセイムと一緒でしたが、会長の誘いをきっかけに生徒会へ所属し、生徒間の問題を上手くとりなしています。


基本的には大人しいのですが、七不思議を追ううちに自分の魔力について知ることとなり、その結果取った行動にはとても驚かされました。誰かを守る、という気持ちがとても強い子なんだなと思い知らされましたね。

■セイム・エリ・ファース(CV:竹内順子)


日向の双子の弟ながら、不真面目な印象の強いセイム。七不思議についても「面白そうだから」という理由で関わったり、急にやめてしまったりと気まぐれな面も目立ちます。


周囲の人には日向と区別がつかないほどそっくりな外見に見えるはずのセイムですが、主人公にはまったく異なる姿で見えます。その理由は、日向も知らないセイムの秘密に大きく関わるものでした。真実を知ったあと、どうなっていくのか最後まで目が離せない展開です。

■黒音(CV:甲斐田ゆき)


助言とも謎かけとも取れる言葉を残し、ふらりと消える神出鬼没な先輩。最初は本当に何を言っているのかさっぱりでしたが、きちんとゲームを進めれば大体理解できた…気がします。


他の6人のルートでの印象はほぼ変わりありませんが、黒音のルートではかなり違う一面がみえてびっくりしました。こちらが本来の姿なのかなとも思うと、彼の背負ってきた重責に切なくもなります。甲斐田さんの演技がまた素晴らいんですよ!

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他の乙女ゲームに攻略対象キャラクターとしてご出演されている方もいらっしゃいますが、全員女性声優というのはかなり新鮮でした。最初にも言いましたが、男性声優とははずいぶん雰囲気が変わりますし、より恋愛の純粋でキラキラした美しい部分が強調されているので、こうした雰囲気を楽しみたい方はぜひ遊んでみてください!

《近藤智子》

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