前田氏はこれまで、国産ホビーパソコンの歴史を“線”で捉えた「ホビーパソコン興亡史 国産パソコンシェア争奪30年の歴史」や、家庭用ゲーム機が歩んだ歴史とゲーム業界の栄枯盛衰史を綴った「家庭用ゲーム機興亡史」などを手がけており、幅広い知識と確かな観察眼が書籍の高い評価に繋がっています。
そんな前田氏が監修を務めた「ぼくたちのギャルゲークロニクル」の発売がこのたび判明しました。自身のTwitterアカウントにて、本書に関する情報を前田氏が明かしています。
『美少女ゲームクロニクル』に続く第2弾、『ぼくたちのギャルゲークロニクル』(オークス)1月29日発売決定。90年代後半のギャルゲーブームを中心に古今東西のギャルゲー200タイトル超を詰め込みました! pic.twitter.com/sB40u8T7P2
— 前田尋之@レトロゲーム本発売中! (@hiropapa00) 2016, 1月 18
95年から98年頃に起こった「恋愛シミュレーション」のブームとその終焉について迫る本書は、コラムを交えながら「その時代に何が起こったか」「その結果どんなソフトがリリースされたか」を追いかけています。なお本書では、全ページフルカラーを実現。読み応えがあるだけでなく、独特の魅力を放っていた当時の様々なタイトルの色合いまで確認できるので、資料としても価値の高い一冊となりそうです。
ただいま印刷所からゲラが出稿されて来ました!発売までラストスパートです。 pic.twitter.com/ld7dg7F1Y3
— 前田尋之@レトロゲーム本発売中! (@hiropapa00) 2016, 1月 19
ちなみについ先ほど、「ゲラが出稿されてきました」とのつぶやきが投稿され、まさに発売まで秒読み段階に入っていることが伺えます。表紙だけでも、『サクラ大戦』や『久遠の絆』、『ムーンライトレディ』など数々の作品が顔を覗かせているので、このビジュアルにピンと来た方は本書の発売を脳裏に留めておくのも一興ですよ。
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