【インタビュー】『PSO2』2016年度後半は中上級者向けコンテンツにも注力!4年目の魅力・課題・野望を運営陣に訊いた

 

ソニー PS4
【インタビュー】『PSO2』2016年度後半は中上級者向けコンテンツにも注力!4年目の魅力・課題・野望を運営陣に訊いた
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◆今後はライト・ミドル層を成長させる仕組みを

――一連の取り組みで新規ユーザーが獲得できたのはいいことですが、一方で上級者とのコミュニケーションの面で問題が出てくるかと思います。運営スタッフとしてはどのような対応を心がけていますか?



中村氏:現在増えているライト・ミドル層は、時間が経つに連れて上級者へと成長していきますよね。しかし、上級者に辿り着くまでの誘導が足りないことは僕たちの課題だと認識しています。具体的には武器・ユニットの強化周りで、例えば武器を強化するといってもどのくらい強くなるのかが分かりづらいという意見をいただいています。これは僕たちが提供するデータが少ないことも原因のひとつだと思うので、ゲーム内外を問わず情報を伝えていくかことは考える必要があります。

また、強い人が初心者をリードしてくれるケースもあれば、強い人同士でのみプレイしたい人も当然います。上級者の中にもさまざまな人がいるので、上手く住み分けられるシステムも今後は大切になってきます。

酒井氏:オンラインゲームには本当にたくさんの人がいて、プレイスタイルもさまざまです。それらすべてを受け入れることは、最低限の心持ちとして備えているべきだと思いますし、お互いの考えを理解し合えば、ゲームもより楽しいものになるはずです。


――今後の可能性として、上級者向けにさらなる高難度コンテンツを用意することはありますか?

酒井氏:難易度の幅をどんどん広げていくのは本意ではありません。そうすると、今度は新規のユーザーさんが追いつけなくなる可能性が出てくるからです。

濱﨑氏:今の初心者と上級者が一緒に遊べる状況は、意図的に作っている側面もあるのです。上級者の方が遊ぶコンテンツは別途用意しつつ、基本的な方向性は現在のまま拡充していければと考えています。

――確かに、高難度コンテンツを追加し続けてもゴールが見えないですからね。

濱﨑氏:そうですね。それに触れられる人が少ないコンテンツが生まれると、仮にすごいプレイができたとしても、話題を共有できないんですよね。オンラインゲームでは共通の話題が生まれることもモチベーションを保つ要素なので、もっとも多くの人が楽しめる落とし所を見つけることが大切です。

酒井氏:とはいえ、今年の前半は新規層を意識したコンテンツがメインでしたので、後半は上級者が楽しめるコンテンツの導入も目標のひとつとして掲げています。



――では、そんな上級者向けのコンテンツを楽しみにしているユーザーに向けて、アドバイスがあればお願いします。

濱﨑氏:ずっとトップを走っていて、武器強化や特殊能力について、熟知している方は今まで通り、強化を続けていただきたいのですが、カンストしているものの、どのスキルを取るべきか悩んで、あまりスキルを取得できていない方が結構いるようです。リセットパスも定期的に配布しますので、まずは気負わず、スキル獲得にどんどんチャレンジしてほしいですね。

また、上級者向けコンテンツに初めて挑戦する人はチャットなどで積極的にコミュニケーションを取って頂ければと。親切にアドバイスを送ってくれる人も多いので、それがお互いにとって攻略のカギになるはずです。ソロコンテンツに挑戦する際も攻略のヒントをくれることがあると思いますよ。
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《ユマ》

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