【GFF2003】 カンファレンス「主催3社挨拶&トークセッション」

まずはクリエイターズカンファレンスのトップを切って今回のGFF2003の主催の三社社長による挨拶とトークセッションが行われました。まずは各社が映像を用意して会社の説明を行いました。司会進行は地元KBCテレビの岡本氏が行いました。

ゲームビジネス その他
まずはクリエイターズカンファレンスのトップを切って今回のGFF2003の主催の三社社長による挨拶とトークセッションが行われました。まずは各社が映像を用意して会社の説明を行いました。司会進行は地元KBCテレビの岡本氏が行いました。

「福岡でも頑張ってるソフトハウスがあるということを知っていただきたい(ガンバリオン、山倉社長)」「ゲーム会社に来てください(サイバーコネクトツー、松山社長)」「福岡に居る優秀なクリエイターに福岡だって捨てたもんじゃないと言いたい(レベルファイブ、日野社長)」

ガンバリオンは頑張りON!

最初に登場したのは株式会社ガンバリオンの山倉千賀子社長。9対1で男が多い業界で頑張る女社長です。「ゲームを作ることは、言葉の壁、距離の壁、世代の壁にいろんな誰もが行き交える扉を作ること」という台詞の入った可愛い映像が流れる。この映像の中でまた別の映像という形でこれまでに開発したゲームが紹介されたのですがその際の「ポチッとな」という台詞をどうも「ヤッターマン」のボヤッキー役の声優さん八奈見乗児さんに依頼したとか。山倉社長は次いで八奈見さんを「心の師匠」と仰いでいるとかで喜んでいました。社名の由来は「ゲームを作るときガンバリスイッチをオンにして作る」という所からきているそうです。最後に『ワンピース グランドバトル3』の映像が流れました。

福岡的?な明るさ全開、サイバーコネクトツー(の松山社長)

お次は『.hack』で知られるサイバーコネクトツーの松山洋社長が登場。オフィスは博多駅のすぐ近くで7年目の会社です。サイバーコネクトツーは気合の入った自社紹介映像を用意。森本レオ(風)のナレーションが入ったドラマ(仕立て)の映像に会場は大笑い。この映像は後ほど紹介することにしたい。「ゲーム作りは陶芸に似ている。妥協すれば妥協したものしか出来上がらない」などすばらしい言葉もありますが、いかんせん映像の面白さには勝てない様子でした。最後に『ナルト ナルティメットヒーロー』が紹介されました。

唯一マジメ?レベルファイブ

『ダーククラウド』から始まって遂に『ドラゴンクエスト』を作ることになってRPG製作集団を束ねる日野晃博社長が登場。「もう自分の思ってたところより良い場所まで来てしまったかも、、、」とこぼす社長は前二社とうってかわってマジメに問いかける映像を紹介。「楽しく作れる環境は整った、今後は世界で売り入れられるゲームを」と映像の中で日野社長は語っています。ちなみに現在開発中のタイトルは3タイトル、100人規模に耐えうるようにオフィスを拡張しているが人手が足りない現状だそうです。

三社からの説明が済んだところで、次はスクリーンに表示された質問にそれぞれれが答える形で進行。

「福岡でゲームを作っていて不便なところは」・・・三社長とも「ない」という答え。交通渋滞がないし通勤ラッシュもないという意見も。東京で挫折した経験があるというサイバーコネクトツーの松山社長は、「福岡は暖かい街」と発言していました。

「東京で空いた時間は何をしてるのか」・・・日野社長は「出張があるときは空きを多く取れるので、適度に出張があったほうが休める」という発言。山倉社長は「新スポット、、、六本木ヒルズとかは行く」と言って「おのぼりさんじゃないですか」と司会者に突っ込まれていました。

「これからどんなことをしたいか」・・・山倉社長は「会社的には、、、子供と遊べるようなわかりやすいゲームを、個人的には、、、庭弄り。芽が出ない事もある(という点でゲームと共通点がある)。(GGFで)今次世代の種をまいている」と上手く纏めてくれました。松山社長は「スタンダードをやっても面白くない、人が驚くようなことをやっていく」、日野社長は「スタンダードになっていくオンラインの次を考えていく」とコメントしていました。

こんなところで「主催三社挨拶&トークセッション」は終了しました。画像などは明日以降に掲載する予定です。

《土本学》

【注目の記事】[PR]

関連ニュース