CESAが2004年の国内産業規模を発表、ソフトは上向き

CESA(社団法人コンピュータエンターテインメント協会)は2004年1月〜12月の国内ゲーム産業に関する市場規模・出荷金額等を発表しました。それによれば全体の金額はハードの落ち込みによって縮小したものの、ソフトウェアでは国内・海外共に増加に転じました。

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CESA(社団法人コンピュータエンターテインメント協会)は2004年1月〜12月の国内ゲーム産業に関する市場規模・出荷金額等を発表しました。それによれば全体の金額はハードの落ち込みによって縮小したものの、ソフトウェアでは国内・海外共に増加に転じました。

ソフトウェアとハードウェアを合わせたゲーム産業の市場規模は9091億円で、2003年の1兆1344億円と大幅に縮小しました。これはゲームキューブやプレイステーション2などの現行機種の売上が低下したことが要因だと考えられます。

ソフトウェアの出荷金額は4684億円(前年は4299億円)で、内訳は国内が2358億円(2306億円)、海外が2358億円(1993億円)でいずれも前年を上回る結果となりました。2004年は大作ソフトがそろって発売を迎えたことと、年末に発売された携帯ゲーム機が要因だと考えられます。

ハードウェアの市場規模は4407億円でした。国内は1089億円(1184億円)、海外は3318億円(5861億円)で特に海外で価格の引き下げによって単価が下落したことが主な要因だと思われます。年末のニンテンドーDS等は1ヶ月間のみの集計となっています。

以上から国内ゲーム産業の出荷額は国内向けが4361億円、海外向けが4730億円となり、主戦場は海外となっていることが分かります。

《土本学》

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