任天堂がトルコ市場に参入―公式代理店を指名

任天堂オブヨーロッパは公式代理店を指名してトルコ市場に参入することを公式に明らかにしました。経済発展を続けてゲームを購入するのに十分な収入を持つ層が拡大しているのに加えて、今後見込まれるEU加盟によって事業環境が良くなっていくことを視野に入れているようです。

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任天堂オブヨーロッパは公式代理店を指名してトルコ市場に参入することを公式に明らかにしました。経済発展を続けてゲームを購入するのに十分な収入を持つ層が拡大しているのに加えて、今後見込まれるEU加盟によって事業環境が良くなっていくことを視野に入れているようです。

代理店にはギリシャの会社Nortec Eurasiaが指名されています。

「トルコ経済は力強い経済発展を遂げていて、私達の商品を購入するのに十分な所得がある人口も15パーセントを越えています。エンターテイメント企業として若者の国に参入するのは自然なことです。平均年齢は西ヨーロッパの40歳近いのと比べて、27歳と格段に若い国です」とマーケティングディレクターのJim Merrick氏はTurkish Daily Newsに対して述べました。

Merrick氏は参入を決めた1つの理由として著作権保護への取り組みがあるとしました。「私達がトルコ政府が著作権保護に対して取ったステップを評価しているのは参入を決定した1つの要因です」。Nortec Eurasiaはこの取り組みを支援するために弁護士事務所のTurhan & Turhanとも連携していくことにしています。

トルコで最初に発売されるのは『Nintendogs』になる見込みです。次世代機「レボリューション」についても記者会見では2006年に発売されることが示唆されたそうです。本体の価格は18%の売上税とコンピューター関連に適用される20%の消費税が上乗せされるため他の地域より多少高めの260ドル程度が予定されています。

《土本学》

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