ゲームハイ、韓国一番人気のFPS『Sudden Attack』を日本で展開

ゲームハイはオンライン対戦型FPS(一人称視点シューティングゲーム)の『Sudden Attack』を7月下旬から正式稼働させると発表しました。

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ゲームハイはオンライン対戦型FPS(一人称視点シューティングゲーム)の『Sudden Attack』を7月下旬から正式稼働させると発表しました。


ゲームハイ代表取締役 新島裕氏ゼネラルマネージャー イム・オクソプ氏プロジェクトマネージャー キム・ボキュ氏


『Sudden Attack』は韓国でもっとも人気のあるFPSです。韓国ゲーム情報サイトの調査によると2006年8月から現在に至るまで43週間に渡り、ほぼ連続で1位を獲得し続けています。ゲームハイは韓国の人気に自信を持っており、日本では6月28日から1万人規模まで対応するクローズドベータテストを開始し、7月26日にオープンサービスを開始する予定です。『Sudden Attack』の必要スペックはPentium4 1.7Ghz以上で、ビデオカードはDirectX9に対応しています。

『Sudden Attack』は主にチーム戦で撃ち合うシューティングゲームです。プレイヤーは特殊部隊またはテロリストのチームに参加し、チームデスマッチ、爆破/阻止、拠点占領のミッションに参加します。ひとつのチームは最大8人で編成され、チームが8人に満たないゲームには他のプレイヤーが途中から参加できます。チームデスマッチでは倒れても数秒後に再出撃が可能。ボイスチャット機能でチームメイトと連携しながら戦えます。

ゲームシステムは世界的な人気を持つ『Counter-Strike』によく似ています。『Sudden Attack』の特徴はグラフィックオプションを調節することでPentiumIIIクラスのPCでも快適に遊べること。そのほか、ゲームシステム内にクランシステムを実装しており、チームメンバーとのコミュニケーションが取りやすくなっていることなどが挙げられています。アイテム課金を採用しているため、ゲームに参加するだけならば無料でも可能。有料アイテムは特殊な武器や衣装などで、使用期間に応じて料金が変わります。決済にはWebMoneyが採用される予定です。

『Sudden Attack』はグラフィックのリアリティを追求しており、低スペックのPCでもきれいな画像で遊べるとのことです。また、銃の描写には特にこだわっており、銃器メーカーからライセンス許諾を得た銃については実名で登場するほか、発射音も実物の音をサンプリングして使っています。韓国ではすでに20種類以上が搭載されており、毎月1マップ程度が追加されています。日本ではクローズドベータテストで4マップを用意し、正式サービスまでに随時マップを増やしていく予定です。

『Sudden Attack』の韓国での人気について、プロジェクトマネージャーのキム・ボキュ氏は、「韓国では5人にひとりがSudden Attackのユーザーで、11人にひとりの人が少なくとも月に一度は遊んでいる。最大同時接続数は25万人」と紹介しました。また、韓国では公式Eスポーツタイトルに選ばれており、テレビ番組のリーグ戦でプロゲーマーが活躍していることなどが紹介されました。

このような人気の理由について、キム氏は「ゲーム内にボイスチャットシステムがあり、チームで連携しやすいこと、クランシステムもサービスしていることで仲間と連携しやすい。また、装備する武器や衣装を自由に変更できるため、個性をアピールできる」などを挙げました。日本での展開については、PCメーカーと提携して推奨PCを発売したり、パッケージソフト版を発売したり、ミリタリー趣味業界とのタイアップなどを検討しています。また、ゲームを体験できる場所として、自宅以外にもネットカフェやゲームセンターへ供給する計画があるそうです。

日本ではMMORPGの人気が強く、FPSの人気は目立ちません。しかし『Sudden Attack』の日本サービス開始と、これに先駆けて日本でハンゲームが展開している『Special Force』との相乗効果によってシューティングゲームやクラン活動などが活発になりそうです。『Sudden Attack』は成績の良いクランと連携してゲーム大会を開催するなど、ユーザーと一体となったサービスで成長しました。日本での展開も期待できそうです。


本格的なFPS『Sudden Attack』韓国では試合がテレビで中継されているクラン(チーム)活動を支援するシステムを搭載

《杉山淳一》

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