【TGS2007】ロックマン20周年記念イベント(2)
ロックマンは今年で20周年を向かえ、カプコンブースではイベントが開催されました。
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まず、全作品の映像が流れ、続いて主にデザインを担当した稲船氏が登場、稲船氏はロックマンとは20年付き合っていましたが、生みの親と呼ばれることに違和感があり、むしろ育てられたとのこと。
そんな彼が一番お気に入りのシリーズはDASHとのこと、本人曰く「売れなかった」とのことですが、初の3Dということで新基軸を多く取り込み、かのGTAにも繋がる作品である、という自負心があるそうです。
また、デザイン面では自身が大きく関わったロックマンゼロ(特に初代)、エレキマン(これも特に初代)、パンクということで、それぞれ「できる限り大きな足にした」「(目の当たりが)SMの女王様みたいにしないように注意した」「最近の作品でもリファインできた」ところに思い入れがあるようです。
アメリカでも「メガマン」というタイトルで発売され、熱狂的ファンもいますが、氏がロックマン最大のファンであり、また製作者としてとして「まったく新しいこと、あるいはDASH3を作りたい」と述べて稲船氏の講演は終わりました。
その後、堀之内健氏が登場し、最新作『流星のロックマン2』のプロモーションに移りました。
カプコンのホリケンこと堀之内健氏は流星のロックマンのプロデューサーで、今作も手がけています。氏によると、今作は前作にも出てきた「電波」の概念を掘り下げ、特にいわゆる未確認生命やUMAの類も電波が関わっているという設定で、なおかつ今回の変身アイテムはなんと3種の「オーパーツ」!
さらに今回はそのオーパーツで変身(トライブ)出来るのですが、さらに二種のパーツを使って「ダブルトライブ」3種全て使った「キングトライブ」と、更なる変身が可能。
その上、Wi-Fi機能が解禁され、遠くにいる友達との対戦も可能になりました。
今回、前作とスタッフ面ではシナリオライターが変わったそうで、主人公の性格などの変化が見られ、さらにライバルキャラクターとして「ブライ」が登場します。ブライはおそらく「無頼」からのネーミングで、その名の通り絆や友情を力に戦う主人公のアンチテーゼとして描かれているそうです。
前作から大幅強化された流星のロックマン2は、シリーズの新たな歴史を刻むことでしょう。
《剣士の左手》
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