クインランドが民事再生法適用申請―NESTAGEは既に売却

ウェブサイトの構築・制作支援のコンサルティング企業で、一時期「TV パニック」「wanpaku」「COMG!」等を運営するNESTAGEを保有していたクインランド(神戸市)は、資産売却など経営再建を進めていましたが、自力での事業継続は困難と判断し、本日大阪地方裁判所に民事再生手続き開始の申し立てを行い、受理されたということです。

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ウェブサイトの構築・制作支援のコンサルティング企業で、一時期「TV パニック」「wanpaku」「COMG!」等を運営するNESTAGEを保有していたクインランド(神戸市)は、資産売却など経営再建を進めていましたが、自力での事業継続は困難と判断し、本日大阪地方裁判所に民事再生手続き開始の申し立てを行い、受理されたということです。

クインランドは1996年設立で、自動車買取専門店や中古車販売店の運営をはじめ、インターネットを利用した自動車売買事業、2000年からはウェブサイトのコンサルティング業務に本格参入し、DMES(デジタル・マーケティング・エンジニアリング・サービス)を展開してきました。2005年からはゲーム販売大手の明響社やアクトなど約30社をM&Aで傘下に収めましたが、事業展開は順調とは言えませんでした。

2006年以降、周辺事業の整理を進め、明響社とアクトを合併したNESTAGEも本年4月にJOグループホールディングスに売却し、本業のDMES事業に専念し、金融機関を対象に特別調停を模索していましたが、合理的な弁済計画を提出することができず、自力での事業継続を断念したものです。

NESTAGEとしては既にクインランドへの貸付金は回収しており、影響はないものと見られます。

《土本学》

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