ガンホー、16日のオフラインミーティングを前に事前質問と見解を発表

ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、2007年12月16日(日)に開催される「第7回オフラインミーティング」に関しての事前質問と見解を発表しました。

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ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、2007年12月16日(日)に開催される「第7回オフラインミーティング」に関しての事前質問と見解を発表しました。

「第7回オフラインミーティング」は12月16日(日)に名古屋にて行われるもので、事前応募者の中から選ばれた30名が参加可能となっています。

2007年11月までに不正キャラクター8割削減という公約を掲げて注目される『ラグナロクオンライン』のBOT対策に関しては「11月までに実施した不正ツール対策によって、かなりの数の不正ツール使用キャラクターを削減することができた」としつつ、「不正ツール使用キャラクターの100%根絶とその状態の維持を目指す」との予定が公開されました。また、『ラグナロクオンライン2』が出たことで注目される今後のアップデートですが、2007年同様のアップデートが行われ、その予定が2008年頭に公開されるとのこと。

「同人イベントには協力的だが、ユーザー主催のゲーム内イベントには非協力的ではないか」との質問に関しては、「トラブルが発生した場合など、ユーザー様間での問題について運営チームでは一切関与することができない」ため、ユーザーイベントの日程などに関しては公式サイトには掲載できないとのこと。また、プレイヤーから寄せられた苦情や要望に関して公式サイトで公開することは「運営チームだけの判断での公開や、常時対話可能な状況の実現は難しい」との立場を明らかにしています。ユーザーイベントを考えている人は、公式サイトでの告知以外の方法を考える必要がありそうです。

予定されていた正式サービスが延期されている『ラグナロクオンライン2』に関しては、「よりクオリティの高いサービスをご提供するためには、広範囲の改修作業が必要であり、誠に申し訳ございませんが現時点で具体的なサービス開始時期をご案内することは、非常に困難な状態」とのコメントが公開されました。なお、『ラグナロクオンライン2』でも問題となったBOTに関しては、同社も「不正ツールを利用したプレイヤーが存在していたことを確認」していたとのことで、どのような対策が行われるかが焦点となりそうです。

韓国でのサービスが終了した『ヨーグルティング』ですが、今後のエピソードはゲーム内ではなく、公式サイトやメールマガジンでの掲載と言った形で公開されます。アップデートは「極めて困難な状態」との見解が明らかにされており、今後の推移が注目されるところです。

『ECO』ではRMT(リアルマネートレード。ゲーム内のアイテムやお金を、現実のお金すなわち円で買う行為)に関して「ECOにおいても存在していることを把握」しており、アカウントハッキングなどに関しては「今後被害が発生した場合には、適切に対応を行えるよう体制を整えております」とのコメントが公開されました。また、狩場の占有に関しては『ECO』ではマナー違反として定義されていないとのこと。「現時点では一定のルールを設けて制限をしたり、取り締まりを行うことは考えておりません」との見解が明らかにされており、プレイヤー同士のコミュニケーションもより重要なファクターとなりそうです。

なお、RMT全般に関しては「犯罪行為の温床や不正ツール利用者の増長などのさまざまな問題を発生させる原因となるため、不正ツール利用の問題と同様に重要課題として対処」しているとのこと。「ゲーム内通貨やアイテムを「買う人」が増えることにより、手段を選ばずゲーム内通貨やゲーム内アイテムを確保しようとする「売る人」が増える」とする見解を明らかにしました。ニワトリと卵の関係にもたとえられるRMTの購入側と販売側の関係ですが、運営自らの手により序列が付けられたことは、これからのRMT論議に大きな影響を与えそうです。今後は啓蒙活動を強化、「RMTを取り巻く各種問題」へも取り組んでいくとのことで、運営チームの活動に関心が集まるのではないでしょうか。

《水口真》

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