稲船敬二が放つ2.5次元感覚のオンラインコミュニティ『ダレットワールド』

ダレットの事業戦略記者発表会が16日に都内で開催され、新オンラインサービス『ダレットワールド』の姿が明らかになりました。ペーパークラフト的なキャラクタで街を歩き回りながら、チャットやウェブゲームを遊べるほか、写真から取り込んだアバターアイテムを貼り付けて着せ替えを楽しんだりできるというもの。リアルやアニメ系に偏りすぎないデザインで、幅広い日本のユーザにアピールするサービスになりそうです。

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(画像は開発中のものです  (C) 2008 DALETTO Co.,Ltd. All Rights Reserved.)
(画像は開発中のものです  (C) 2008 DALETTO Co.,Ltd. All Rights Reserved.) 全 7 枚 拡大写真
ダレットの事業戦略記者発表会が16日に都内で開催され、新オンラインサービス『ダレットワールド』の姿が明らかになりました。ペーパークラフト的なキャラクタで街を歩き回りながら、チャットやウェブゲームを遊べるほか、写真から取り込んだアバターアイテムを貼り付けて着せ替えを楽しんだりできるというもの。リアルやアニメ系に偏りすぎないデザインで、幅広い日本のユーザにアピールするサービスになりそうです。

『ダレットワールド』は、MMORPGというよりは『セカンドライフ』に近いコミュニケーションサービスで、ソフトウェアのダウンロードおよびサービスへのアクセスは無料で、一部アバターアイテムなどが有料で提供されます。『ダレットワールド』の中にはプレイヤーが散策できる街、街の中にはさまざまな店舗、さらにはマイルームも提供され、オープンな場でのおしゃべりから気の合う友人同士の内緒話までいろいろなスタイルでのコミュニケーションが楽しめるとのこと。さらに、「メッセージ魚(魚型の便せんにメッセージを書いて放流すると、それをつり上げた人にメッセージが伝わる)」のようなお遊び要素のあるコミュニケーションも用意されます。

写真からアイテムイメージを取り込む「フォトアバター」機能については、写真からアバターアイテムを作るためのツールがダレットより貸与され、これによってダレットワールド内でのアバターアイテム販売も可能になります。キャラクタがバリバリの3Dモデルではなく、切り抜いたボール紙っぽいモデルということで、フォトアバターを簡単に作ることができ、リアルのアパレルをダレットワールド内に持ち込むことも容易になっています(企業が『ダレットワールド』に参入するときのコストを低く抑えることができるという意味で非常に重要な要素となりそうです)。なお、アバターアイテム作成ツールを利用した場合でも、作ったアイテムをダレットワールド内に持ち込むときには、著作権違反などがないよう、ダレットによるチェックがおこなわれるとのことです。

スケジュールとしては、1月17日からクローズドβテストの参加募集が開始され、2月上旬に第1回クローズドβテスト、2月下旬に第2回クローズドβテスト、3月中にオープンβテスト、4月上旬から正式サービス、となっています。

ダレット代表取締役社長の稲船敬二氏は「ゲーム作りのノウハウで、インターネットをもうちょっと面白くしたい」と語り、将来的には情報検索などインターネットのさまざまなサービス利用をダレットワールドで行えるようにしたいという構想も披露しましたが、携帯電話のメールにデコメが登場したように、オンラインコミュニケーションにも遊び要素がより多く求められるようになるのは間違いなさそうです。

(画像は開発中のものです  (C) 2008 DALETTO Co.,Ltd. All Rights Reserved.)

《伊藤雅俊》

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