『ラグナロクオンライン』元社員による不正事件 戸枝被告の賠償額が少ないとして上告

ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、MMORPG『ラグナロクオンライン』のゲームマスターが不正を働き、仮想通貨を生産して不当に利益を得ていた事件の民事訴訟に関し、判決を不服として上告すると発表しました。

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ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、MMORPG『ラグナロクオンライン』のゲームマスターが不正を働き、仮想通貨を生産して不当に利益を得ていた事件の民事訴訟に関し、判決を不服として上告すると発表しました。

『ラグナロクオンライン』の元ゲームマスターである戸枝雅亮容疑者が、職務上の権限を使い、不正に仮想通貨「ゼニー」を作成、RMT(リアルマネートレード。ゲーム内のアイテムやお金を、現実のお金すなわち円で買う行為)に卸すことで5800万円の利益を得ていたという事件。ガンホーは7500万円の支払いを求めて訴訟を起こしました。

第一審では戸枝被告に330万円、第二審判決では550万円を支払う判決が出ていましたが、これを不服として上告が行われることとなりました。

オンラインゲーム界全体の信用を傷つけた事件であり、5800万円の利益に対し330〜550万円の賠償では「やり得」であるとする声も上がっていただけに、次の判決がどのようなものとなるかが注目されます。

《水口真》

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