LEDZONE蒲田店が閉店〜大勢のファンが別れを惜しむ
ナムコが運営するLANエンターテイメント実験店「LEDZONE」が23日24時で閉店しました。世界でもっともプレーヤーが多いとされるPC用FPS『カウンターストライク』をアレンジした『カウンターストライクNEO』を提供するための店舗として、2003年6月にオープンして以来、約5年間の営業でした。PC用エンターテイメントをアーケードゲームの手法で展開するという世界でも類を見ない業態で、文字通りの“実験店”。「顔を見て、声をかけながらチーム対戦する」というオンライン対戦には無い楽しさが人気でした。
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LEDZONEがオープンした2003年は『カウンターストライク』がEスポーツとして認知された時期でした。LEDZONE蒲田店でもワールドサイバーゲームズ(WCG)やサイバーアスリートプロフェッショナルリーグ(CPL)の日本予選が開催されました。スウェーデンの女性プロゲームチーム『LES SEULES(ル・スール)』が来日したときの交流試合の会場としても話題になりました。さらに、店舗主催、プレーヤー主催の様々なゲームイベントが開催され、数々の名勝負の舞台となりました。常連客の多くは近隣の専門学校生でしたが、遠方から通うプレーヤーも多く、プレーヤー同士の交流を深める場でもありました。
最終日の今日は歴代の店長はじめクルー経験者も集まり、閉店の知らせを聞いてかつての常連客も集まるなど大にぎわいでした。常連客のほとんどから「ゲームで興奮して騒いでも怒られない貴重な場所」、「ここで他のプレーヤーと知り合い、友達づきあいが始まりました」と閉店を惜しむ声が上がりました。
なお、『カウンターストライクNEO』はLEDZONEの成果を踏まえて全国各地のゲームセンターに設置されており、今後もサービスを継続していくとのことです。
《杉山淳一》
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