携帯電話でアイテム泥棒を防止、特殊なセキュリティの中身は?

韓国KTHは、MMORPG『十二之天2』の韓国版において、携帯電話と連動したセキュリティを導入したと発表しました。

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韓国KTHは、MMORPG『十二之天2』の韓国版において、携帯電話と連動したセキュリティを導入したと発表しました。

これは「オールスターOTP」と呼ばれるシステム。OTPとは「OneTimePassword:一度きりのパスワード」の略。「オールスターOTP」は携帯電話を使ってパスワードを生成します。月に一度の本人確認をすることで、無料で利用することが可能。携帯電話は本人と密接に結びついているため、通常のパスワードよりも安全なセキュリティが期待できます。『十二之天2』韓国版では二重のパスワードがかかっており、セキュリティには定評がありましたが、「オールスターOTP」により安全度がさらにあがりそうです。

人気ゲームのアイテムは、もはや現実の資産に近い価値を持ちます。泥棒がゲームのアイテムを盗みだし、RMT(リアルマネートレード。ゲーム内のアイテムやお金を、現実のお金すなわち円で買う行為)サイトに売ると、ゲームのアイテムは現金になるのです。

日本のオンラインゲーム界ではアカウントハッキングによるアイテム泥棒の危険性がいわれることはあまりないのですが、これは平和であると見るべきか、危機を認識していないと見るべきか。しかしながら日本でもアカウントハッキングの被害があるのも事実で、ゲームの安全度を考えるべき時期が来ているのではないでしょうか。

《水口真》

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