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募集対象となるのは以下のようなタイトルです。
(1) 実験的、創造的であり、伝統的と呼ばれないゲームデザインやアイデアを含んだゲーム
(2) 見た瞬間、コンセプトを聞いた瞬間に、誰もがはっとし、自分の世界の何かが変わるような感覚=「センス・オブ・ワンダー」を与えられるゲーム
(3) 設定やキャラクターデザインだけが斬新であったり、すでに存在するジャンルを組み合わせただけのゲームなどは対象外
募集は本日より開始されていて、審査を通過したゲーム開発者には、東京ゲームショウ2008の2日目に開催される「インターナショナル・パーティ」の会場で国内外のゲーム開発者に向けてプレゼンテーションができる場が提供されます。応募に関する詳細は公式サイトをご確認下さい(http://tgs.cesa.or.jp/sown/)。
ちなみに2つの指針が明らかにされています。
対象となるゲーム
1.ユーザーインターフェイスのイノベーションを実現したゲーム
自然言語処理、画像認識、ジェスチャーコントロールなどを応用した、新しい種類の体験を提供するゲーム
2. 自動生成によって生み出されるようなゲーム
ゲームプレイやユーザーがプレイする環境が、プレイヤーの選択によって劇的に変化するような世界を作り出すゲーム。
3. インタラクティブなストーリーテリングを有するゲーム
ゲーム内のストーリーの体験を新しい形で提供し、今までにない新しい物語へ展開するツールとして発展できるもの
4. 創発的な要素を持っているようなゲーム
物理システムをゲームプレイ要素の中にうまく組み込んでいたり、AI同士の組み合わせによって新しいゲームプレイを生み出していくようなゲーム
5. とにかくなんだか訳がわからないけれど、“すごい!”ゲーム
とにかく観た瞬間に「これはスゴイ・・・」と感銘を与えられるゲーム
対象となりにくいゲーム
1. ゲームの周辺にある要素だけが面白いもの。ゲームの世界観やバックグラウンドの設定、シチュエーション、キャラクターデザイン、グラフィック、ストーリー、オーディオといったゲームを構成する一要素がアピールポイントである場合。
2. すでに存在しているジャンルを焼き直したり、組み合わせて生み出した新ジャンルである場合。但し、本当に新しいゲーム体験を作り出した場合は除きます。
3. 特定の客層をターゲットにしていることがアピールポイントである場合。
4. ゲームプレイに影響を与えない、純粋な技術的イノベーション、実験的ビジネスモデル、流通メカニズムなどがアピールポイントである場合。完全に排除しないが、ゲーム体験を直接かつ明快に変えられることが明らかであることが必要です。
ただし、これらは曖昧かつ不完全なもので、「この方針の範囲を超えたゲームの応募を強く期待します」としています。