JDC信託がゲーム著作権を流動化、GAEのDSソフトなど6作品―新たな資金調達に道

ジャパン・デジタル・コンテンツ信託(JDC信託)は、中堅ゲームメーカーであるグローバル・A・エンタテインメント(GAE)が所有するゲーム6タイトルの著作権を流動化する取り組みを行うことを明らかにしました。開発資金の調達は中小メーカーにとっては重要な課題で、その可能性を広げるものとなりそうです。

ゲームビジネス その他
ジャパン・デジタル・コンテンツ信託(JDC信託)は、中堅ゲームメーカーであるグローバル・A・エンタテインメント(GAE)が所有するゲーム6タイトルの著作権を流動化する取り組みを行うことを明らかにしました。開発資金の調達は中小メーカーにとっては重要な課題で、その可能性を広げるものとなりそうです。

まずGAEが6作品の著作権をJDC信託に信託し、交付される信託受益権を、95%の優先受益権と5%の劣後受益権に分割します。その上で、優先受益権を事業会社や投資家に販売して資金調達を行う一方で、劣後受益権はGAEが持ちます。6作品の評価額は1億円で、これらのゲームから得られた収益は、優先受益者に優先受益権の120%まで優先的に配分され、その後は劣後受益者のGAEに配分されます。信託期間は約3年間。

また、JDC信託は信託報酬として信託財産総額の数%を受け取る見込み。

著作権を流動化する6作品は、7月10日に発売予定のDS向け『コスメちっく☆パラダイス〜メイクのキセキ〜』(前作は3万本を超える販売)、及び既に発売済みのDS『世界はあたしでまわってる』『トレインマスター』『ものしり江戸名人』『ものしり幕末王』、PSP『零式艦上戦闘機 弐』。

《土本学》

【注目の記事】[PR]

関連ニュース