セガサミーホールディングスが2008年Q1業績を発表―引き続き事業環境は厳しく

セガ、サミー、セガトイズ、タイヨーエレックなどを傘下に持つセガサミーホールディングスは、2008年第1四半期業績を発表しました。売上高は746億0100万円(前年同期954億円)、営業利益▲102億9000万円(▲24億円)、経常利益▲98億7600万円(▲14億円)、純利益▲105億3300万円(▲50億円)と、前年同期と比べて損失額が増加する結果に終わりました。ただし、期初計画に沿った内容になっています。

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セガ、サミー、セガトイズ、タイヨーエレックなどを傘下に持つセガサミーホールディングスは、2008年第1四半期業績を発表しました。売上高は746億0100万円(前年同期954億円)、営業利益▲102億9000万円(▲24億円)、経常利益▲98億7600万円(▲14億円)、純利益▲105億3300万円(▲50億円)と、前年同期と比べて損失額が増加する結果に終わりました。ただし、期初計画に沿った内容になっています。

事業分野別に見てもアミューズメント機器事業で7億円のプラスとなったほかは、遊技機・アミューズメント機器・紺シューマーゲームのいずれも赤字となっていて、特に主力となる遊技機(パチンコ、パチスロ等)で▲43億円、コンシューマーゲームで▲41億円となり、苦境が続いています。

コンシューマーゲームでは全世界700万本を突破した『Mario & Sonic at the Olympic Games』など前期タイトルのリピートや、『Iron Man』『The Incredible Hulk』などの映画ライセンス作品が好調で、前年同期と比較すると本数ベースでは増加したということです。Q2では『ファンタシースターポータブル』や『ワールド・デストラクション』などが中心になるということです。

アミューズメント機器では『WORLDCLUBChampion FootballIntercontinental Clubs 2006-2007』が堅調で、Q2でもこれに加えて『ガリレオファクトリー』などを拡販していくとのこと。施設運営では、景気後退感もあり、前年度実績を上回る店舗が多かったものの、月毎に回復の傾向があるとのこと。今後も昨年から進めている収益性・将来性の低い約110店舗の閉鎖を推進していくとしています。

《土本学》

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