『GTA』模倣殺人で揺れるタイ政府、危険ゲーム10本を選別

タイ政府は、現実の殺人などに繋がる危険性が高いとして『GTA』『バイオハザード4』『キラー7』など10本のゲームを選別、子供がこれらのゲームに触れないよう注意が必要であるとの見解を明らかにしました。

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タイ政府は、現実の殺人などに繋がる危険性が高いとして『GTA』『バイオハザード4』『キラー7』など10本のゲームを選別、子供がこれらのゲームに触れないよう注意が必要であるとの見解を明らかにしました。

タイ政府から危険認定された問題の10本は『GTA』(Grand Theft Auto)、『バイオハザード4』、『キラー7』、『マンハント』、『ゴッド・オブ・ウォー』、『ヒットマン: ブラッドマネー』、『ゴッドファーザー』、『300:The Video Game』、『50 Cent:Bulletproof』。いずれも過激な暴力描写が登場するゲームとなっています。

タイでは8月2日(土)に高校生がタクシー運転手を刺すという強盗殺人事件が発生。「『GTA』を見てゲーム代欲しさに犯行を思いついた」と自供したことで各界にショックを与えました。

ゲームに絡んだ事件の後、政府が特定タイトルを名指しして注意を呼びかけるというのは日本ではあまり見られない事態。日本政府もタイ政府のやり方に倣うべきか否かは今後慎重に議論が進められるべきでしょう。

《水口真》

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