「オンラインゲーム一週間」:日本オンラインゲーム界でも竹島イベントを行うべきか?

北京オリンピックが盛り上がる8月中旬ですが、隣国のオンラインゲーム界では日本で言う竹島(独島)に関するイベントが行われました。

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北京オリンピックが盛り上がる8月中旬ですが、隣国のオンラインゲーム界では日本で言う竹島(独島)に関するイベントが行われました。

韓国CJインターネットは美少女育成MMORPG『プリウスオンライン』においてゲーム内に「独島」を実装。愛国歌がバックに流れる中、育成対象となる美少女「アニマ」用の太極旗を支給しました。

韓国Neowizは、オンラインゲーム『スペシャルフォース』韓国版において独島イベントを開催。抽選で独島ツアーをプレゼントします。ツアーでは現地の博物館を見学するほか、太極旗を掲げる催しなどが行われるとのこと。

日本海に浮かぶ竹島は、韓国では独島と呼ばれており日韓両国が領有権を主張しています。韓国オンラインゲーム界は、独島が自国領土であるとする主張をゲーム内で積極的に展開。『セカンドライフ』内に独島を再現したり、『クレージーアーケードBnB』で独島アイテムを無料配布するなど、その活動は多岐にわたっています。過去数年のレベルまで遡るのであれば、実に様々なゲームで独島関連のイベントが行われていることが分かります。オンラインゲーム内で現実の問題に主張を行うのは韓国のお家芸となりつつあります。では、当事者たる日本も負けないようにゲーム内で竹島アイテムを配布したりすべきなのでしょうか?これはひとえに国民性の違いからくるものであり、無理をして対抗したり真似したりする類のものではないのではないでしょうか。日本式でない主張をしたところで、そこには熱意がこもらないでしょう。

世はインターネット時代であり、他国の動きもリアルタイムに近い形で目にすることができます。こうした状況においては、韓国オンラインゲーム界の独島イベントが、日本のプレイヤーに竹島問題に関して考える機会を提供しているといっても過言ではないでしょう。日本には日本のやり方があるはずで、それを探すところからスタートすべきなのではないでしょうか。

《水口真》

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