業界は子供向けか殺戮ゲームの二極分化に陥っている−『Fallout3』のプロデューサーが指摘

『Fallout3』のエグゼクティブ・プロデューサーであるTodd Howard氏は、ゲーム業界が子供向けと殺戮ゲームの二極分化に陥っていると指摘します。

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『Fallout3』のエグゼクティブ・プロデューサーであるTodd Howard氏は、ゲーム業界が子供向けと殺戮ゲームの二極分化に陥っていると指摘します。

Todd Howard氏はラスベガスで行われているD.I.C.E.サミット2009において「ゲーム産業は、ゲームをあらゆる人のためのものにしなければならない」とコメント。「ゲーム業界が子供のみ、また30代のみをターゲットにしてはならない」と警鐘を鳴らしました。

Howard氏は「何も知らない子供を相手に一儲けするゲームでWiiが行き詰まらないかと心配するし、Xbox360とプレイステーション3はM指定の殺戮祭りになっている」とゲーム業界に二極分化が起こっているとする見解を明らかにしました。

EDGE-ONLINEはこれに補足して『The Conduit』を開発したHigh VoltageのEric Nofsinger氏による「多くのパブリッシャはWiiが儲かりそうだというので慌ててそちらへ向かっている」というコメントを引用。サードパーティによるWii用ゲームの安易な開発に疑問を提示しています。

最近は『グランド・セフト・オートIV』(GTAIV)のビッグなアイデアとクリアなビジョンに嫉妬するも、開発者がゲームを遊び続けることは大切であるとするHoward氏。「フラストレーションは全ての人にとってゲームを止める最大の理由である」とコメント。「学び、プレイし、挑戦する」というゲームデザインの重要さを強調しています。

《水口真》

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