シリコンスタジオ、ゲーム開発向けミドルウェア「ALCHEMY」最新バージョン5.0を発表
シリコンスタジオは2009年4月6日(月)、米Vicarious Visions社と共同開発した統合開発環境 「ALCHEMY(アルケミー)」の最新バージョン5.0のリリースを発表しました。
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ALCHEMYは、マルチプラットフォームのリアルタイムアプリケーションを開発するための高パフォーマンスな統合ソフトウェア・プラットフォームです。 リアルタイムアプリケーションカーネル、ローレベルAPI、ハイレベルグラフィックスなど、全開発工程を統合化可能で、モジュールを再利用したり、ツールを簡単に作成したりすることができます。
新しいバージョン5.0では、PLAYSTATION3、Xbox360、Windows向けに開発されたミドルウェア「DAIKOKU(ダイコク)」と「YEBIS(エビス)」を統合し、さらにパフォーマンスが強化されました。
DAIKOKUは、プログラマブルシェーダを活用した、マルチプラットフォーム対応の次世代レンダリングエンジン。法線マップ、パララックスマップ、環境マップ、グロスマップといった多様なシェーダ技術と、ワークフローの構築を支援するツールサンプルが提供されています。
また、汎用性が高くコンパクトにデザインされた低レベルのAPIを提供し、ゲーム開発者が作り上げてきた既存のゲームエンジンとも統合可能となっています。YEBISは、シェーダプログラムの開発を行うことなく、さまざまなポストエフェクト効果を簡単に利用することができます。
ALCHEMYプラグインとして提供され、すぐに組み込み、効果を確認することができます。次世代エンジンのDAIKOKU/YEBISがバンドルされたことで、マルチプラットフォームでの作業能率がアップしたほか、さまざまなシェーダテクニックと高品位な影生成のためのシャドウマップを利用できるようになったとのことです。
ALCHEMYは、マルチプラットフォーム上でのリアルタイムグラフィックスアプリケーション開発環境として、日米欧のゲーム開発会社を中心に利用されており、最近発売された『湾岸ミッドナイトMAXIMUM TUNE 3 DX(アーケードゲーム:開発元バンダイナムコゲームス)』『ドカポンキングダムfor Wii(Wii用:開発元スティング)』など、国内外150タイトル以上で採用されています。
《冨岡晶》
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