【セガ新作発表会2009】セガ×トライエース『End of Eternity』は超大作RPG(3)

『スターオーシャン』や『ヴァルキリープロファイル』で知られるトライエースが初めてセガとタッグを組んだ本格RPGが『End of Eternity』(エンド オブ エタニティ)です。本作を紹介してくれたのはセガCS編成室 室長の宮崎浩幸氏と、トライエース代表取締役の五反田義治氏です。

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エンド オブ エタニティ
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『スターオーシャン』や『ヴァルキリープロファイル』で知られるトライエースが初めてセガとタッグを組んだ本格RPGが『End of Eternity』(エンド オブ エタニティ)です。本作を紹介してくれたのはセガCS編成室 室長の宮崎浩幸氏と、トライエース代表取締役の五反田義治氏です。

まず宮崎氏は「昨今、様々な外部のパートナー様と一緒にゲームを開発し、セガだけでは出来ないことがこんなにもあるんだと実感しています。今回は実績あるトライエースの皆様と、日本では強い人気があるRPGというジャンルで直球勝負をしたい。願わくば"超大作"と言われるような、今後のセガを代表する作品にしたいと思っています」と決意表明。注目のトレイラーが上映されました。

「end of eternity」=永遠の終り、というタイトルが象徴するような、壮大で美しい世界がPVでは描かれていました。

トライエースの五反田氏は「今までのノウハウを結集した作品」と表現。次世代機によって得た性能を、これまでのRPGのようにグラフィックだけに使うのではなく、RPGにとって大切な世界観やストーリー、バトルシステムといったゲームプレイ進化させるために使うと述べました。戦闘システムでは銃を駆使したダイナミックなバトルが特徴になるようです。

最後に五反田氏は「トライエースは新しい作品では常になにか新しいチャレンジをしています。スタッフ全員で素晴らしいものに仕上げるつもりですのでご期待ください」とコメント、セガの宮崎氏は「この時代に完全新作を立ち上げるのは大変で、勇気と信念がないとできないことです。しかしゲーム産業にとっては必ず必要なことです。その勇気と信念はトライエースが与えてくれました。ぜひ期待してください」とコメントしました。

『ENd of Eternity』は2009年冬にPS3とXbox360で発売予定です。

バックグラウンドストーリー
遠い未来、地球。
毒された大気は地上に沈殿し、捻じ曲がった地軸は地上から時間の概念を奪っていった。
生存さえも脅かされた人類は、天まで届く巨大な環境維持装置「バーゼル」を作り上げ、
惑星と自らをその管理下に置いた。
「バーゼル」の機能により大気の浄化が行われ、生き永らえるために人々はそこに群がり、
その内部に入り込み、街をつくって生活を始める。
しかし長い年月を経て、「バーゼル」しか知らない人類が歴史を重ね繁栄することで、逆に「バーゼル」が蝕まれその機能を低下していく。
人々はいつしか過去の事実を忘れ、小さな世界に引きこもり、過ちを繰り返していた――。

登場人物

ゼファーヴァシュロン実験体20号


■ゼファー(Zephyr)17歳・男
幼い頃から施設で育った少年。
数年前、ある事件を起こし、依頼を受けて制圧に来たヴァシュロンと出会う。そこでヴァシュロンに撃たれて致命傷を負ったはずだが、何故かかすり傷ひとつ負わず・・・。
現在はヴァシュロンと共に、報酬と引き替えにさまざまな依頼を請け負う“PMF(Private Military Firms)”として生活している。

■ヴァシュロン(Vashyron) 26歳・男
ゼファーと共に暮らす元軍人。PMFを生業としている。
「少年が暴れているので制圧して欲しい」との依頼を受け、そこでゼファーと出会う。大規模戦闘によって壊滅状態になった戦闘部隊の生き残りだが、過去については多くを語らない。

■実験体20号(Subject#20) 19歳・女
生後間もない頃から研究所の被験者「実験体20号」として育てられた少女。ある実験のため生後20年で死ぬように設定されている。
19歳の誕生日を迎えたある日、自分に残された時間が少ないという事実を知り、研究所を抜け出す。
20歳の誕生日になる前に自らの命を絶つことで、定められた運命に抗おうとしたのだが・・・。

(つづく)

《土本学》

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