ゲームショウ出展は見送り〜マーベラスエンターテイメント経営近況報告会

ゲームを中心とするデジタルコンテンツ事業、ミュージカル・舞台公演などの舞台公演事業、CDやDVD作品などの映像音楽事業を3本柱とするマーベラスエンターテイメントは経営近況報告会を開催しました。

ゲームビジネス その他
ゲームを中心とするデジタルコンテンツ事業、ミュージカル・舞台公演などの舞台公演事業、CDやDVD作品などの映像音楽事業を3本柱とするマーベラスエンターテイメントは経営近況報告会を開催しました。

前期が売上高101億3900万円、経常損失13億800万円となったマーベラスは、経営建て直しとして本社移転による固定費の削減や希望退職者の募集を行っています。今期2010年3月期は103億円、経常利益3億円を見込んでいますが、経営近況報告会では今期の取り組みについて述べられました。

デジタルコンテンツ事業では昨年度から延期したタイトルを含め、国内では新作31タイトルを110万本、海外では新作27タイトルを117万本出荷する計画を立てています。今後のタイトルでは『王様物語』『ヴァルハラナイツ エルダールサーガ』『NO MORE HEROES 2』(いずれもWii)、『PostPetDS 夢見るモモと不思議のペン』(DS)などが予定されています。また、ハイエンド・ゲーム機向けのソフトの発売も開始するとのことです。

マーベラスでは大規模な展示会は見送る方針で、東京ゲームショウにも出展しないとのこと。

中期的な経営計画としては、3事業いずれも共通で、保有するライブラリを拡大することを掲げています。シリーズの続編、強力版権の獲得、新規オリジナルの創出という3本柱で、ライブラリを拡大しつつ、ワンソースマルチユースでグループ内での活用を行っていくとのことです。

《土本学》

【注目の記事】[PR]

関連ニュース