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ラストランカーステージ |
『ラストランカー』はカプコンにとって久々となるRPGで松川氏によれば2、3年前から開発者の間で「RPG」を作ろうという機運が高まっていて、業界の大先輩のクリエイターの皆さんのお力を得て実現したものだそうです。戦候機構パザルタの仕切る「戦士ランキング」に参加して、世界の頂点を目指すという物語が描かれます。「戦い」のカプコンらしく、戦闘に力を入れた作品になるそうです。
ディレクターに新納一哉氏(イメージエポック)、シナリオに野島一成氏(ステラヴィスタ)、ミュージックに下村陽子氏(フリー)、キャラクターデザインに吉川達哉氏(カプコン)という豪華メンバーはゲーム好きの神谷氏にとっても衝撃だったそうです。
「実は一回目の収録前にはタイトルすらも知らされてなくて、現場に行って新納さんを始めとするスタッフの皆さんにお会いしたのですが、物凄い方々で、名刺交換に緊張してしまったのを覚えています」
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神谷氏は、ゲームセンターが"不良の溜まり場"と呼ばれていた頃から通っていたという大のゲーム好きで、カプコンの『魔界村』『バイオハザード5』『モンスターハンター』といったシリーズは全て欠かさずプレイし、エンディングまで遊んでいるそうです。『モンスターハンター』でも、現在は「トライ」をプレイし、以前は声優さんの間でも流行していた「ポータブル2nd」を遊んでいたそうです。
その神谷氏に主人公ジグ役の白羽の矢が立ったのは、「キャラクターが完成して、開発チームで誰の声がいいだろうかと昼から夜まで永遠と声のサンプルを聴いていたところ、本当にぴったりの声が見つかった」(松川氏)という経緯だそうです。
打診を受けた神谷氏は「カプコンのゲームに出演できるというだけで光栄なことなのに、RPG、しかも主人公という大役は本当に僕でいいのかと考えてしまいました。しかも、いかにも真っ直ぐな主人公的なキャラクターは今まで余り演じたことがなかったんです」と感想を語っていました。アフレコはまだ二回が終わったところだそうですが、RPGというよりは格闘ゲームのような熱い声を要求されているそうです。神谷氏は「最後には死ぬかも・・・」と話していました。
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ファズ | ジグとレン |
現在のところ公開されているキャラクターは、ジグと同じ村の出身でありながら、戦士ランキングに参加することでジグと刃も交えることになるファズと、とっても可愛らしい姿ながらも戦いに参加するレンの計3人です。「開発チームではレンちゃん人気が凄くて、新納さんも、とっても可愛いです、萌えです、"本家ツンデレ"と言ってました」(松川氏)とのこと。
最後に神谷氏は「RPGなので少し敷居が高いと思われるかもしれませんが、誰でも遊べるゲームになります。本篇の収録も誠心誠意、一言一言に力を込めて取り組んでいきますので、ぜひ楽しみにしていてください」と話してステージは終了しました。