100億円強を集めたゲーム会社「ソシエゴ」に捜査・・・クライマックス・内藤氏は関与を否定

報道によれば、ゲーム開発販売会社「ソシエゴ」が架空の投資話で不正に出資金を100億円近く集めたとして、愛知県警が出資法違反(預かり金の禁止)で関係者の自宅などの家宅捜索を行ったそうです。

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報道によれば、ゲーム開発販売会社「ソシエゴ」が架空の投資話で不正に出資金を100億円近く集めたとして、愛知県警が出資法違反(預かり金の禁止)で関係者の自宅などの家宅捜索を行ったそうです。

ソシエゴは2005年4月に設立。「ゲーム業界のカリスマが手掛けるエンターテイメントコンテンツビジネス」を銘打ち、各地に幹部を任命、説明会やパーティなどを通じてピラミッド型の組織で出資金集めを行っていたようです。

「コンテンツ制作会社の中でもカリスマと言われているプログラマーが率いている会社」として内藤寛氏率いるクライマックスおよび、携帯電話公式サイトのディーディーエル、ゲーム開発のゼオナの3社と提携を行っていると謳っていました。クライマックスでは1タイトルを数千万円で受注、携帯ゲーム機向けに2006年に発売したものの、開発費の半分も回収できなかったとのこと。本件に関してクライマックスは公式サイトにて、

一部報道において、当社と都内ゲームソフト開発販売会社(S社)との関係についての記事が掲載されました。本件に関し、当社としては、以下、コメントさせていただきます。

2005年、当社は知人からS社を紹介され、ゲームソフト開発の依頼を受け業務委託契約を締結しました。その後当社にてゲームソフト開発を行い、2006年にゲームソフトは発売されました。当社とS社との契約内容としては当社が開発・販売を行い、その売上金をS社側に支払うというものでしたので、当社はS社側に対し2007年3月に売上金を支払い、契約事項を全て履行しました。なお本契約は2007年8月に契約満了となっております。したがいまして、今現在当社とS社との関わりは一切ありません。

これらのスキームは一般的なソフト受託形態であります。当社としてはS社の資金調達方法などは知る由もなく、全く関与しておりません。

当社が製作したゲームソフトや私の名前がこのような形で取り上げられたことは誠に遺憾であります。

奇しくも当社は4月2日に設立20年をむかえました。今後も皆様のご期待に応えるよう精進していく所存ですので、何卒よろしくお願いいたします。


とコメントしています。早期の全容解明が望まれます。

《土本学》

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