2億ユーザーのZynga、自社でゲームプラットフォームを立ち上げへ

月間のアクティブユーザー数が2億5200万人以上とも言われる世界最大のソーシャルゲームプロバイダーであるZyngaが、Facebookから離れ、独自のソーシャルゲームネットワーク「Zynga Live」を立ち上げるとのことです。

PCゲーム ソーシャルゲーム
月間のアクティブユーザー数が2億5200万人以上とも言われる世界最大のソーシャルゲームプロバイダーであるZyngaが、Facebookから離れ、独自のソーシャルゲームネットワーク「Zynga Live」を立ち上げるとTechCrunchが報じています。

Facebookというプラットフォームの膨大なユーザー数をベースに基礎を確立したZyngaですが、Facebookとの仲は従前から良好とは言えない関係が続いていて、Facebookが導入を進めている課金決済システム「Facebook Credit」も破局の大きな要因と見られています。これが導入されれば、プロバイダー側は他の決済システムの利用が出来なくなり、更に利用料として30%を納めなくてはなりません。

両者は交渉を進めているということですが、その間にもFacebook側はFirmVilleのノーティフィケーションを遮断したり、ゲームをダウンさせるなどの強硬策に出ているとのこと。

木曜日の午後5時にCEOのMark Pincus氏が従業員を集めたミーティングを行い、近日中に「Zynga Live」という独自のソーシャルゲームネットワークを立ち上げると明言したとのこと。

Zyngaは以前よりFirmVille.comやMafiaWars.comなど自社のプラットフォームも用意し、Facebookでもユーザーのメールアドレスの確保を急ぎ、Facebookプラットフォームに過度に依存しない体制作りを急いできました。

まだ日本ではその段階まで来ていませんが、巨大化するソーシャルゲームプロバイダーとプラットフォームホルダーは常に利害関係が一致するものではなく、どのような組み方が適切とされるのか、今後議論になりそうです。

《土本学》

【注目の記事】[PR]

関連ニュース