【E3 2010】ゲーム専用のプリペイドカードが普及する米国事情
E3の終了後、ロサンゼルス市内にあるBEST BUYやFry's、そして専門店のGameStopなどを歩いてみました。ゲーム自体のラインナップは多少の嗜好性の違いが感じられるものの、WiiやDSがあり、プレイステーションがあり、Xboxがあるという事に変わりはあません。
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一番の違いは数多くのプリペイドカードを取り扱っている事でしょうか。
日本でゲーム関係のプレペイドカードと言うと、Wiiポイントカード、プレイステーション ネットワーク カード、マイクロソフトポイントカード、という風に各プラットフォームのネットワークサービスで使用するカードくらいのものです。しかしこちらのショップには多数が並びます。
見てみると『ギターヒーロー』『RockBand』『Halo』『グランツーリスモ』『シムズ』『マッデン』等々と種類が豊富です。家庭用ゲーム機以外でもFacebookで人気の『FirmVille』や『MafiaWars』(Zynga)やplayfishの共通カードなども販売されています。
E3でもこの分野で最大手のinComm社がブースを並べて、その種類の豊富さを誇っていました。
プリペイドカードが広まっているのは、ダウンロードコンテンツが普及している事や、クレジットカードを使えないユーザーも多い事、販売店対策という要因が考えられそうです。また、現地の方によると元々現金を渡す風習もあり、それを少しずらした形でプレゼント用途に使う事も多いのでは、ということでした。
inComm社は日本法人もあるものの、取り扱いは『Maru-Jan』カードなどに留まっている模様。果たして日本でもプリペイドカードは普及していくのでしょうか?
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