キーワードは「ルネッサンス」。新たな時代を迎える『グラナド・エスパダ』-「HanbitStation2010」
ハンビットユビキタスエンターテインメントが7月24日に秋葉原で開催したオフラインイベント「HanbitStation2010」も最後のステージに。
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ステージではIMC Games代表CEOのキム・ハッキュ氏と運営チーム中尾圭吾氏によって『グラナド・エスパダ プラス』が『グラナド・エスパダ ルネッサンス』という新たな時代を迎えることが明かされました。
キム氏:「『グラナド・エスパダ』の企画が始まったのは2003年で、新しいものを作りたいということでスタートしました。皆さんのライフスタイルと共に変化できるゲームとして進化してきましたが、もう一度覚悟を決めるという意味で「ルネッサンス」と題しました」
■より遊びやすく、「ルネッサンス」の名に恥じないアップデート
オープン当時はユーザーのコンテンツ消費に合わせて新コンテンツを作っていたところがあり、自分でも満足できない部分があった・・・と語るキム氏。
今は色々なコンテンツが補強されたものの、上位プレイヤー向けのコンテンツは新規プレイヤーにわかりにくく、そこが心残りだったといいます。
そこで『グラナド・エスパダ ルネッサンス』ではMMORPGの一番の面白さであるコミュニティを強化。低レベル帯でもストレスのないレベルアップやインターフェースの整理など多数の変更・改善を加えたとのこと。
キム氏:「課金なしでもゲームを楽しめるように、真の無料化を行いました。韓国では、意図が受け入れられ、歴代アップデートでは一番の好評でした。「ルネッサンス」の名に恥じないものとなりましたね」
中尾氏:「序盤のバランスはモンスターの強さや報酬など全て変更し、サクサクと遊べるようになりました。1時間せずに新マップに行けるようになりますし、仲間もどんどん増えるようになっています」
■MMOとMOが融合する新マップ
『グラナド・エスパダ ルネッサンス』では西と南へマップが拡張され、南方に新たな「カスティア」地域が実装されます。ここはMMOとMOが融合する地になるといいます。
中尾氏:「神殿、洞窟、塔など新たなイメージのマップを追加しました。ここではMMOとMOの概念がまぜこぜになります。例えばフィールドはMMOで、不特定多数とのMMOらしいコミュニケーションが楽しめます。塔などはMOといった感じで、小規模コミュニティ向けになりますね」
■「コロニー戦」は旧来の形に回帰
「コロニー戦」はサービス当初の形になるそうです。
中尾氏:「フィールドマップの中にコロニーがある当初の仕様になります。多くのプレイヤーからの要請があった点で、これからは色々な景色で戦えるようになります」
■新たな対人戦「ワールドクロスPvP」「全面派閥戦争」
PvP(プレイヤー同士の戦い)も新しい形が提案されるようです。
サーバーを越えて戦える「ワールドクロスPvP」と、“コロニー戦を越える、最大の対人戦システム”(中尾氏)として「全面派閥戦争」が追加されることが明らかになりました。「全面派閥戦争」に関しては詳しい部分は明かされませんでしたが、“ワールドを真っ二つにする戦い”であり“PvP以外の連携の概念が加わるかも知れない”とのこと。
■宿敵との決着は壮大に
『グラナド・エスパダ ルネッサンス』では、宿敵であるモントロ子爵との決着が付けられるそうです。
中尾氏:「モントロ子爵との決戦の舞台は、新たな第四の都市を含むものになります。都市の追加はオープンβテスト以来のことで、とにかく壮大な決戦の場所が設けられます」
■新ワールド、課金の見直し、そしてリニューアル日は?
リニューアルにあわせ、新たなワールドとして「セレスタイト ワールド」がオープン。これは「天青石」の意味で、『グラナド・エスパダ ルネッサンス』のイメージに合わせて付けられたワールド名だとのこと。既存ユーザーが新規ワールドにアクセスしても、両方のユーザーが共に楽しめるという仕様になるそうです。
課金アイテムの見直しに関してもアナウンスされました。
中尾氏:「約8割のアイテムに価格調整を行います。長く楽しんで貰うためにも値下げは必要です」
気になるリニューアルの日付は8月12日に決定したとのこと。これに先立って「ルネッサンス イヴ」としてリニューアル直前に様々なイベントが行われるそうですので、今後のアナウンスには要注目といえそうです。
■『グラナド・エスパダ』の音楽世界をライブで
ステージの最後を飾ったのはライブステージ「GE+ Summer Symphony」。『グラナド・エスパダ』の音楽を手がける久保田修氏がバンドを率いて登場。ライブ演奏では難しいとされていた曲の数々を生で演奏しました。
お馴染みの曲に加えて『グラナド・エスパダ ルネッサンス』の新曲も披露され、満場のファンからはアンコールを求める手拍子が鳴るなど満足度の高いライブステージとなりました。
《水口真》
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