先日、オープニングスタッフの募集が行われましたが、用意されている席は約60席。既に募集は終了しています。松山社長によればこれから年始にかけて徐々にスタッフが入っていく形になるとのこと。現在はまだ5名ほどが居るだけだとのこと。
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真新しいオフィスはこれから埋まっていく |
というのも、東京開発スタジオは単独でゲームを開発するのではなく、全ては福岡スタジオとの連携が前提。そしてサイバーコネクトツーの文化というものを会得してもらうため、全ての入社スタッフは3カ月程度、福岡で研修を行っているそうです。研修を終えたスタッフから順次東京に戻り配属となるわけです。
また、福岡との距離を少しでも縮めようと、フロアの端には大きなモニターが設置されていて、福岡の開発フロアの様子がライブで映し出されています。同様のモニターは福岡にも置かれていて、逆に東京の様子が分かるようになっているそうです。また、この映像は各スタッフのブースのPCからでも見れるようになっているとのこと。
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福岡と東京を繋ぐモニター | 各会議室にもテレビ電話を完備 |
休憩コーナーには毎週発売される様々な雑誌が用意されていて、無料の飲み物で休む事が出来ます。サイバーコネクトツーで有名な膨大な漫画の蔵書やDVDのライブラリも現在手配中で東京でも作られる予定だそう。
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■東京で求める人材
「ここで働くスタッフは今までとは明らかに違うものを求めています」と松山社長は言います。
プログラマーを始めとして様々な職種が募集されていましたが、それぞれの分野で最先端を持つスタッフを集め、生きた情報の集う場所・東京で蓄積した情報やノウハウをサイバーコネクトツー全体に還元するようなイメージだそうです。
また、ゲームの開発スタイルも今後は、福岡で様々なアセットの制作を行い、東京でそれらをまとめて組み上げてゲームとして完成させるようなスタイルになるとのこと。それぞれの得意分野を活かした連携になりそうです。
サイバーコネクトツー、レベルファイブ、ガンバリオンら福岡の有力ディベロッパーはGFF(Game Factory’s Friendship)を設立し、”福岡をゲームのハリウッドに”を旗印に活動を行ってきました。今では多くの優秀な開発者が集まり、様々なヒットタイトルが排出されている元気のある場所になりました。そんな福岡と、日本のゲーム開発の中心である東京との連携がどのような作品を生んで行くのか、今後のサイバーコネクトツーから目が離せません。