同人ゲームの24時間ぶっ続けイベント「doujin24」~USTREAMでも配信中
TGS 2010で沸くなか、同人ゲーム界でも大きなイベントが行われていました。
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その名も「doujin24」。同人音楽のライブ、24時間でゲームを作る試み、各サークルによる開発セミナーなどを24時間ぶっ続けで行うというもので、全イベントがUSTREAMで配信されます。
会場となるのは、蘇我駅近くにある「Jump Flash」。東京側から見た場合、TGS会場・幕張メッセがある海浜幕張駅から、さらに4駅先。ジェフ市原のサッカー場があり、サッカーファンにはなじみ深いところです。
イベント開催のきっかけは、主催のTeam Eye Mask club氏がtwitterで「『同人』にフォーカスしたものを24時間やるなら?」と問いかけたこと。多数の反応があり、「どうせやるなら24時間イベントだ」と自発的に会場を押さえる人が現れ、「やらざるを得ない状況になった」といいます。
最終的には、30~40サークルが本イベントへの参加を表明。IGDAJapan(国際ゲーム開発者協会日本)のバックアップを受けることも決まります。
ゲームショウ期間中に開催することについて、商業主義への対抗意識かと同じく主催者の小松菜屋HAta氏に聞いたところ、特に深い意味はなく「コミケが終わってひと息つけるのがこの時期だった」とのこと。「せっかくなので、ゲームショウを見たあと『doujin24』にも来てほしい」と話していました。
18日は19時から音楽ライブがスタート。24時からは「同人ゲーム業界が発展するには?」をテーマに、朝まで討論会が行われています。
19日午後には各サークルによるセミナー。「iPhoneやiPadでのノベルゲーム開発の実践」や「実例から学ぶエロゲー制作」、「105円で始める立体映像開発」など興味深い講演が続きます。同人ゲームでありながら多言語対応ソフトを出していたり、おそらく日本で初めてアメリカのコミックイベントに招待されたりと、いずれのサークルも実力派ぞろいです。
また、同人ゲームの即売会や秋葉原から会場の蘇我まで約50kmを走るマラソンなど、あらゆる企画が並行して試されます。
「『何かやりたいんだけど』というサークルが集まってひとつになったイベントです。常々『同人』だからこそ情報共有をすべきだと考えていましたが、これはそのいい機会です」とclub氏。同人ゲーム業界が秘めるパワーを実感したい人は、会場に足を運んではいかがでしょうか。
《D》
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