SCE平井一夫社長がPSN障害に関する記者会見にて今後の対応を発表
ソニーの平井一夫副社長(SCE社長)は先程開かれた“PlayStation NetworkおよびQriocityへの不正アクセスに関する説明会”にて今回の件に関する事実関係の他、情報管理体制や今後の対応について説明を行いました。
ソニー
PS3
またプレスリリースでも同様の発表をしています。本記事では今後と対応を中心とした情報をお伝えします。
■ 以下の対策を含む新たな安全管理措置
・新たな攻撃に対する自動的なソフトウェア監視機能と環境設定項目の管理機能の強化
・データ保護と暗号化のレベル強化
・PlayStation Network/Qriocityネットワークへの不明なソフトウェアの侵入、不正アクセス、不審行為の検知能力向上
・新たなファイアウォールの増設
・データーセンター移管の計画を前倒しで実施
・PS3のシステムソフトウェアバージョンアップ
・PlayStation Networkユーザーへのアカウントパスワード変更をお願い(アカウントで機器認証されているPS3、または登録されている有効なEメールアドレス経由でのみ変更が可能)
■ 地域ごとにサービスを段階的に復旧(当初のサービスには以下の内容を含む)
・「プレイステーション 3」(PS3)およびPSP「プレイステーション・ポータブル」でのオンライン対戦、PlayStation Networkへのログイン認証が必要なタイトルおよびダウンロードされたタイトルのゲームプレイ
・PlayStation Networkのビデオ配信サービスでダウンロード済みのレンタル映像コンテンツのPS3、PSP、Media Goでの再生(有効期限内に限る)
・音楽配信サービス 「Music Unlimited powered by Qriocity (“キュリオシティ”ミュージックアンリミテッド)」のPS3およびPSPでの再生(現行の会員限定)
・PlayStation Plus の各機能
・PlayStation Home
・アカウント管理、パスワードリセット
・トロフィーなどのフレンド機能
・チャット機能
■ 決済システムのさらなる安全性の検証を継続
■ 全世界のPlayStation NetworkおよびQriocityのユーザーに対して以下のサービスを提供
・特定コンテンツの無料ダウンロード
・定額制サービスパッケージ「PlayStation Plus」の30日間無料加入および現行会員向けに30日間無料提供
・“Music Unlimited powered by Qriocity”会員向けに30日間無料提供
・上記以外のサービスも順次追加、地域ごとの独自サービスの提供も予定
PlayStation NetworkおよびQriocityサービスの全面再開は5月中を目指しているとの事ですが、なるべく早い段階での復帰が望まれます。