3Dアクティブメガネの標準化モデルを来年投入へ……パナソニックやサムソン、ソニーなどが合意
パナソニック、サムスン電子、ソニー、XPAND 3Dの4社は9日、「フルHD 3Dグラス・イニシアチブ」として、民生用アクティブシャッター方式の3Dメガネに関する技術の標準化で提携することに合意したと発表した。
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アクティブシャッター方式の3Dメガネは、解像度1,920×1,080ピクセルのフルHD画質で3Dの視聴に対応するもの。テレビやPCディスプレイ、プロジェクターおよびXPANDアクティブメガネ方式の3D劇場等の3Dディスプレイと併用される。
左眼用と右眼用の映像を交互に受けられるよう3Dアクティブメガネのシャッターが開閉する仕組みで、シャッター開閉のタイミングは3Dディスプレイと3Dアクティブメガネ間での信号送受信による。信号の通信方法はBluetoothベースの無線(RF)システムと赤外線(IR)システムの2種があり、今回の合意は両方式に関連する。
今後4社は、RFシステムを利用した3Dアクティブメガネ技術のライセンス開始に向けて、その開発に取り組むとした。また、IRシステムによる技術については、パナソニックとXPAND 3Dが共同開発したプロトコルや、サムスン電子とソニーが各自で開発したプロトコルをライセンス提供する予定としている。
9月をめどに、「フルHD 3Dグラス・イニシアチブ」としてライセンスを開始。2012年には、IRまたはRFの新プロトコルを採用したユニバーサルグラスを市場に投下し、2011年に販売されたアクティブメガネ方式の3Dテレビとの互換性を持たせる予定としている。
《加藤@RBB TODAY》
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