春田会長「来季最下位脱出を!」…横浜DeNAベイスターズ会見
ディー・エヌ・エーは1日、日本プロフェッショナル野球組織(NPB)への加盟について、同組織の承認を得て、プロ野球への新規参入が決定したと発表した。
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ディー・エヌ・エーの新規参入は、1日午前に開かれた12球団代表者による臨時実行委員会において賛成多数で承認され、更に、同日午後から開かれた12球団オーナー会議においても承認された。これにより、「横浜DeNAベイスターズ」の誕生が正式に決定した。
同社はオーナー会議後すぐに会見を開き、取締役会長の春田氏と代表取締役社長の守安氏が出席。記者団の質問に答えた。
チーム編成・運営について春田会長は、「球団経営についてまだまだ知識不足だと思っている」と前置きした上で、「中期的な計画はこれから立てていくが、最下位が続いている中、現状の戦力だけでは十分ではないだろう」と現状の認識を示した。
その上で、春田会長は「親会社として、お金をかけても駄目なところ、逆にお金をかけないと駄目なところを、見極めていきたい。人に対する投資だけでなく、球場設備や裏方のスタッフなど、インフラ面も含めて検討していく」と今後の戦力と設備の拡充についての見通しを述べた。
横浜スタジアムの買収については、「横浜市及び、スタジアムとの話し合いの上、それぞれにしっかりメリットが出るように考えていきたい。個人的には何かワクワクできるようなスタジアムにしていきたい。」と述べ、球団の健全経営・収支均衡を図る具体案の一つとして、スタジアムの目新しさや楽しさの工夫が挙げられるとの考えを示した。
また、具体的な来季の目標を問われると、「来季はとにかく最下位脱出。3年でCSシリーズ進出。そして、5年でリーグ優勝を」(春田会長)と述べ、監督やGM等の人事についても「来週中にははっきりさせたい」(春田会長)とした。
一部球団等から疑問の声が上がっていた「モバゲー」のサービスの健全性については、「世間の注目を集める立場になるので、これまで以上に健全化に努めていく」(守安社長)とコメントした。
DeNAでは今回の承認を受け、横浜ベイスターズの発行済株式の66.92%を12月2日付で取得するとしている。
《白石 雄太@RBB TODAY》
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