ウェブテクノロジ、「Sprite Studio」を大幅に強化した次期バージョンを公開へ
ゲーム開発における2Dアニメーションツールとしてデファクトスタンダードの地位にあるウェブテクノロジの「Sprite Studio」(スプライトスタジオ)。数多くの採用事例があり、長い歴史を持つツールですが、今なお進歩を続け年内には新バージョンも登場予定です。
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Sprite Studioは"超汎用"と銘打たれる2Dアニメーションツール。グラフィックリソースをSprite Studioで編集、汎用のアニメーションデータとして作成。その自由度の高さからプラットフォームを問わず利用でき、都度の学習コストも最小限に抑える事が出来ます。既存の家庭用ゲーム機だけでなく直近ではスマートフォン向け開発環境として注目されるUnityにも対応。さらにHTML5向けにも準備が進んでいます。
直近の採用事例としてはUnityとの組み合わせで開発された『おさわり探偵 なめこ栽培キットDeluxe』、CoronaSDKを用いて開発された『Defence Witches』、ngCoreを用いて開発された『ロスト・キングダム』、『Dr★モモの島』などがあります。
次期バージョンの「Sprite Studio Ver.5(仮称)」は、11月末にも一部ユーザー向けにクローズドβとして提供開始予定。12月末には正式版がリリースされ、その後も順次機能が追加されていく予定です。旧バージョンの販売やサポートは継続されますが、乗り換えも「かなり優遇」する予定だとのこと。
その時期バージョンの大きな目玉はMacintoshへの対応です。iPhoneの登場で、開発環境としての利用も拡大し、ユーザーからの要望も大きかった部分だそうです。また、リソースとしてFlashをインポートできるようになります。表現方法もキーフレーム、頂点カラー、頂点変形に加え、UVアニメーション、インバースキネマティクスにも対応。出力フォーマットもUnityやHTML5など多数追加されます。
ウェブテクノロジでは"改めて注目される2D アニメーションツール「SpriteStudio」~国産2D ツールが(舶来ゲームエンジンの力を借りながら)世界へ~"と題してCEDECの2日目、21日(火) 14:50~15:50に講演を実施予定。当日は時期バージョンについても語られる予定。残念ながら講演には参加できない、という方もブースでも次期バージョンが展示されるとのことですので、ぜひチェックを。
■改めて注目される2D アニメーションツール「SpriteStudio」
~国産2D ツールが(舶来ゲームエンジンの力を借りながら)世界へ~
8月21日(火) 14:50~15:50
※CEDECへの入場パスが必要です
■ コンピュータエンターテインメントデベロッパーズカンファレンス2012(CEDEC2012)
会期 2012年8月20日(月)~8月22日(水)
会場 パシフィコ横浜 会議センター(横浜西区みなとみらい) 【Map】
主催 一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)
後援 経済産業省、横浜市、一般社団法人情報処理学会、人工知能学会、NPO法人 ソフトウェアテスト技術振興協会(ASTER)、日本バーチャルリアリティ学会
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