モブキャスト、第3四半期は新作効果で好調・・・スポーツゲーム専門プラットフォームを強化

モブキャストが発表した平成24年12月期 第3四半期(1~9月)の業績は、売上高35億3300万円、営業利益6億8800万円、経常利益6億7900万円、純利益3億9400万円でした。

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モブキャストが発表した平成24年12月期 第3四半期(1~9月)の業績は、売上高35億3300万円、営業利益6億8800万円、経常利益6億7900万円、純利益3億9400万円でした。

第3四半期にはFIFPro/JFA公認サッカーゲーム『モバサカ』、MLB公認メジャーリーグ野球ゲーム『メジャプロ』の2作品を新たに投入。既存の『モバプロ』『モバダビ』も堅調に推移しています。新作ゲームの投入や広告宣伝効果で、自社プラットフォーム「mobcast」のユーザー数も急増、270万人を突破しています(前年同期比+85%)。

利益面はスポーツの開幕シーズンだった第2四半期に多額の広告宣伝費を投入したのと比較して大きく改善。営業利益率は22.8%となっています。

GREE/mobageの2大ゲームプラットフォームと比べると会員数は270万人と限られますが、その分、成長余地も大きく、特にスポーツゲームに特化した健全なプラットフォームを目指すという方針は明確で可能性を感じます。オープン化をスタートし、コナミの『Jリーグドリームレジェンズ』が参加することが決定しています。

海外展開については韓国のNeowiz Internetと業務提携に向けた基本合意を締結。野球ゲームのエンジンを提供し、Neowizが韓国内で野球ゲームを展開するとのこと。また、サッカーゲームについて自社での展開を目指してベトナム、インドネシア、タイ、フィリピンの4カ国で市場環境を調査中であるとのこと(決済とマーケティングは現地会社に委託する計画)。

通期の業績は据え置き、売上高45億円、営業利益11億2500万円、経常利益11億1500万円、純利益6億6900万円としています。

《土本学》

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