発売まで一週間と迫った『METAL GEAR RISING REVENGENANCE』のローンチパーティーが開催 ― 小島監督ほか開発スタッフが一同に会す(1)

2月21日にコナミデジタルエンタテインメントから発売されるPlayStation 3ソフト『METAL GEAR RISING REVENGEANCE』。本タイトルの発売を記念した「ローンチパーティー」が開催されました。

ソニー PS3
左:小島秀夫監督<br>右:新川洋司氏(アートディレクター)
左:小島秀夫監督<br>右:新川洋司氏(アートディレクター) 全 6 枚 拡大写真
2月21日にコナミデジタルエンタテインメントから発売されるPlayStation 3ソフト『METAL GEAR RISING REVENGEANCE』。本タイトルの発売を記念した「ローンチパーティー」が開催されました。

『METAL GEAR RISING REVENGEANCE』は、2008年に発売された『METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS』にサイボーグとして登場した「雷電(ライデン)」が主人公のアクションゲームです。舞台となるのは、『METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS』から4年後の世界。これまでのタイトルとは違い、サイボーグ同士の人智を越えた戦いが描かれることになります。

本日行われたローンチパーティーには、小島プロダクション監督であり『メタルギア』シリーズの生みの親である小島秀夫氏、『メタルギア』独特の世界観を生み出してきたアートディレクター新川洋司氏に加え、小島プロダクションの是角有二氏、開発を手掛けるプラチナゲームズの稲葉敦志氏の両プロデューサーが登場しました。

イベントではまず、本作の開発に至るまでの経緯が語られました。小島監督が「2年ほど前に、メタルギアの新作をプラチナゲームズさんにお任せする、という話をした時に周りからいろいろ言われました。でも、できあがった作品を見て、この出来を見ろよ! と思いましたね。しかも、最初の予定通りですよ(笑)」と語り、階乗に集まった多くのファンの笑いを誘いました。

対してプラチナゲームズの稲葉氏は「最初に小島監督からお話をいただいた時に、仲間からは『なんて仕事受けたんだよ』と文句を言われました。でも、実際に作り始めてからは、もうスタジオ一丸となって楽しく作ることが出来たと思います」と答えました。

続いて、本タイトルの主人公となる「雷電」についての話題となりました。まず、前作の白をモチーフとしていたものから黒を基調としたスタイルに変更になった点について、新川氏は「以前の雷電は、ユーザーがそれぞれの思い入れを持って、そのユーザーの色に染めてほしいという思いを込めて白いコスチュームでした。しかし今回は、確固たる自分の意志を持ったキャラクターとして描かれているので、黒いグラフィックになっています。ダークヒーローっぽいイメージにも合致しますしね」と説明してくれました。

また、雷電と共に戦う犬型サイボーグ「Blade Wolf/LQ-84i」は、プラチナゲームズ側からの提案だったとのことです。新川氏は、稲葉氏から提案があった半日後にはラフを仕上げてしまったとのことで、「犬、と聞いて意外な気もしたんですが、考えてみれば雷電のパートナーとしてはすごくしっくりくる」と感じたそうです。

《恩田竜太郎》

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