【MWC 2013】遂に登場「Firefox OS」搭載スマートフォン、すべてはウェブに・・・KDDIも参入表明

Mozilla Foundationが開発する「Firefox OS」を搭載したスマートフォンがMobile World Congressにて公開されました。

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【MWC 2013】遂に登場「Firefox OS」搭載スマートフォン、すべてはウェブに・・・KDDIも参入表明
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Mozilla Foundationが開発する「Firefox OS」を搭載したスマートフォンがMobile World Congressにて公開されました。

「Firefox OS」はすべてHTML5やウェブ標準技術を元に開発された新しいOSで、かつ非営利団体のMozilla Foundationによって主導されているため、完全にオープンソースで提供されることが特徴となります。数多くの端末メーカーやキャリアが「Firefox OS」を導入することを表明していますが、特に発展途上国などで安価なスマートフォンを実現し「Next Billion Users」(次の10億人)にインターネットに常時接続するデバイスをもたらすことを掲げています。

ブースでは中国のZTE社によって開発された端末を実際に触ることができました。ホーム画面には電話、メッセージング、ブラウザ、連絡帳、音楽、動画、といったアイコンが確認できました。動作は軽快でウェブベースということを感じさせませんでした。

「Firefox Marketplace」というストアが用意されていて、ここでHTML5で作られたアプリをダウンロードすることができます。WikipediaやTwitterなどの定番のソーシャルネットワークを利用するためのアプリや、ゲームでは『Lord of Ultima』(EA)、『Cut the Rope』(ZeptoLab)などがあるようです。特にEAはパートナーに名を連ねていますから積極的なリリースが期待できそうです。

デバイスはZTEのほか、LG電子、Alcatelが開発を表明。キャリアでは日本のKDDIをはじめ、スプリント、チャイナ・ユニコム、KT、ドイツテレコム、テレコム・イタリアなど世界の17キャリアが導入を表明しています。先に触れたようにまずは途上国が中心で、ブラジル、コロンビア、ハンガリー、メキシコ、モンテネグロ、ポーランド、セルビア、スペイン、ベネズエラにて今年半ばに投入を予定しているとのこと。

《土本学》

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