【MWC 2013】4K映像も楽々操る、クアルコムの新世代チップ「SnapDragon 800」の威力を体験

スマートフォン向け半導体メーカー大手のクアルコム(Qualcomm)は、最新のハイエンドCPU「Snapdragon 800」をMobile World Congressのブースで大々的に初披露しました。

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ミニシアターでSnapDragon 800をデモ
ミニシアターでSnapDragon 800をデモ 全 7 枚 拡大写真
スマートフォン向け半導体メーカー大手のクアルコム(Qualcomm)は、最新のハイエンドCPU「Snapdragon 800」をMobile World Congressのブースで大々的に初披露しました。

最も注目を集めていたのはシアターコーナーで、「Snapdragon 800」を搭載したタブレット端末から4K解像度の映像を出力して大画面のモニターで視聴するというコーナー。映画「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」の1シーンなどが上映されましたが、まさかタブレット端末でこれだけの映像が出力できるとは考えず「Snapdragon 800」の威力を思い知らされる内容となっていました。映像でお伝えできないのが残念です。シアターでは7.1chサラウンド+ヘッドホンで臨場感を更に高める体験もできました。同時着席人数が9人で大行列でしたが、一見の価値ありでした。

「Snapdragon 800」に関してはそのパワーを伝える様々な展示があったのですが、もう一つ注目なのは、「Snapdragon 800」を搭載したスマートフォンで4Kでムービーを撮影、それをリアルタイムで大型モニターに上映するというコーナー。4Kの映像ソースは限られますが、スマートフォンで容易に撮影できるようになれば世界も変わりそうです。ちなみにモニターはシャープが新開発した「IGZO」液晶が使用されていました(クアルコムはシャープに出資することで合意済み)。

その他、ゲームやカメラなどで「Snapdragon 800」の高性能を利用したデモが実施されていました。NVIDIAの「Tegra 4」と並んで、次世代スマートフォン、タブレットを支えるCPUとして期待がかかります。

《土本学》

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