【OGC2013】モブキャスト佐藤氏「スポーツゲーム特化で世界を狙う」
ベルサール神田で行われた「OGC 2013」。こちらの記事ではモブキャスト取締役CSO兼プラットフォーム事業本部長の佐藤崇氏の講演をレポートします。
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モブキャストは、モバイルオンラインプロ野球ゲームである『モバプロ』を制作し、大ヒットを飛ばしています。佐藤氏は「皆さんにもよく言われるように、モブキャストは『モバプロ』でマザーズに上場することができました。ソーシャルゲームに参入したのは2010年で、サッカーゲームを配信したところ大きな人気を獲得しました。それを期に、それまでさまざまなジャンルのゲームを制作としていたスタイルから、スポーツとゲームに特化するようになったのです」とモブキャストのポリシーを語りました。
続いて佐藤氏は、スポーツゲームにフォーカスすることについて、1つ目は、広告・マーケティング活動です。多くのソーシャルゲームがある中で、スポーツゲームについては競合他社が少なく、スポーツファンをターゲットにしたマーケティングが成功しています。2つ目は、コミュニティの活性化です。選手は毎年替わり、イベントも多いので話題が陳腐化しにくいという特徴があります。
3つ目は、スポーツファン層からの支持です。スポーツゲームは、その性質上、ユーザーの90%以上が男性という特殊なファンを持っています。こうした、特定のファン層を獲得することで、安定した収益が見込めます。そしてこれから展開することになりますが、スポーツのルールは世界共通であり、新しくルールを覚える必要がありません。これにより、海外展開が非常に容易であるというメリットがありますと、4つのメリットを説明しました。
また、球場広告や大会のスポンサードなど、リアルに連動するプロモーションを行うことで、ゲームのファンだけでなくスポーツのファンにアピールし、ユーザーとの距離を縮めていると語りました。
今後は、ルールが共通であるというメリットを生かし、各国から代表を選出した世界大会を行うという計画も立ち上がっているそうです。さらに、ゲーム配信だけでなく、ニュースやコミュニティなどを配信することでさらなるユーザー獲得へつなげていきたいと今後の展開を語り、講演を終えました。
《恩田竜太郎》
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