ゲームのオンラインプレイがより一般化、デジタル流通への抵抗も減少・・・NPD調べ
市場調査会社の米NPDグループがリリースした新しいレポートによれば、ゲームをオンラインで遊ぶプレイヤー数、及びプレイに費やす時間が昨今著しく増加しているということです。
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同社が今年2月に米国内のゲーマー8,867人に調査を行ったところ、そのうちの72パーセントがゲームをオンラインで楽しんでいると回答しました。これは昨年の67パーセントから5パーセントの上昇となっています。
またオンラインでの一週間のプレイ時間は平均で6パーセント増加し、一方でゲーム全般の一週間のプレイ時間は9パーセント増えているという調査結果が出ています。
オンラインでのプレイ時間の増加はあらゆる端末に及んでいることをNPDは強調しています。特にモバイル端末の伸びは昨年に比べて顕著な一方で、PCで楽しむゲーマーは未だ主流ながらここに来て僅かずつではあるものの減少に傾いていることが浮き彫りになっています。
レポートではまた、店頭などでパッケージゲームを買うのを好むユーザーは62パーセントにとどまり、昨年の65パーセントから減少していることを明らかにしています。デジタル流通がより一般化していっている様子が伺えます。
「ゲーマーの多くはパッケージ商品のゲームを購入したいと感じている一方で、デジタルコンテンツの利便性の向上とネットに接続された多種多様な端末が、欲しいコンテンツを求める多くの消費者ををオンラインへ導いています」とNPDのアナリスト、Liam Callahan氏は語っています。
《小寺信夫》
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