【日々気まぐレポ】第13回 ブレイブアップ!スーパーロボット超合金「ジェイデッカー」を遊び倒してみた

インサイドを御覧の皆様、こんにちわ。情報処理部に1週間の癒しを求めるライターひびきによる隔週連載「日々気まぐレポ」、第13回目でございます。

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スーパーロボット超合金 ジェイデッカー
スーパーロボット超合金 ジェイデッカー 全 8 枚 拡大写真
インサイドを御覧の皆様、こんにちわ。情報処理部に1週間の癒しを求めるライターひびきによる隔週連載「日々気まぐレポ」、第13回目でございます。

いやぁ、いいですよね。がちゆり。何も考えなくても見てるだけで癒される日常系作品は、1クールに1つは絶対欲しいタイプのアニメです個人的には。あぁ淫ピはいいなぁ。お母さんもいい。豚まん食べたい。

さて、何やかんやで隔週に戻って参りました。今週からもまったりゆったりやって行きましょう。今回はいつもとはちょっと違って、ゲームじゃなくて立体物で遊んでいきたいと思います。今回、取り上げますは5月17日発売の「スーパーロボット超合金 ジェイデッカー」。以前にもこの連載では、立体物であるfigmaリンクを取り上げたりしてましたけど、今回はゲームキャラクターにあらず。いや、実はそうでもないんですよ。PSやGBで発売された『ブレイブサーガ』シリーズでは皆勤賞。「スパロボ」でお馴染みのウィンキーソフトが開発を手がけたPS2ソフト『新世紀勇者大戦』に出演するなどそこそこにゲームへの露出は高いのです。

ジェイデッカーはその名を冠するTVアニメ「勇者警察ジェイデッカー」の主役ロボ。パトカーに変形するロボット刑事「デッカード」とトレーラー型サポートメカ「ジェイローダー」が警察合体することで完成します。ネーミングはズバリ「日本の刑事」。つまりジャパンのデカでジェイデッカーという冴島総監のイカしたセンスになっています。

今回、そのジェイデッカーが「スーパーロボット超合金」のフォーマットで立体化されました。スーパーロボット超合金の詳しい説明は過去に記事でも取り上げていますので詳しくは省きますが、簡単に説明すると、集めやすい手頃な値段で遊びやすい手頃なサイズの合金トイとなっております。

このジェイデッカー、初合体は第2話だったのですが、本作に登場する勇者ロボは初合体時はとにかく難儀するというのがお決まりでして、実は初合体も失敗に終わっています。その時にデッカードが勇太に言った熱いセリフ「私は君になったつもりで動く!」がこのスーパーロボット超合金のパッケージにもデザインされており、なんとも心憎い演出がなされております。

パッケージにはウィングと本体が分離された状態で収められていますが、それさえ組み立ててあげれば、開封後すぐに遊べるようになっています。最初、手にとってわかるのは合金トイ特有のズッシリ感。ジェイデッカーでは足回りや下半身を中心にダイキャストパーツが使われており、スーパーロボット超合金ならではの重厚感と安定感はジェイデッカーでも健在となっています。

■非変形合体モデルだから出来たプロポーションと細部の造形
勇者ロボの玩具といえば何といっても変形・合体ギミックなのですが、今回のスーパーロボット超合金ではそれらは全てオミットされています。しかし、その代わりに実現出来た抜群のプロポーションはまさに劇中のイメージ通りのモノとなっており、遊んでよし、飾ってよしの超合金となっています。どっしりとしたマッシブな上半身や、トレーラーから変形しているが故の脚の箱感など、ジェイデッカーの記号を余すところ無く抑えて、かつ見事にイメージ通り昇華されておりファンも納得の造形に仕上がっています。

またディテールも見事で、まず頭頂部と肩部のパトライトは見栄えの良いクリアパーツ製となっています。DX版のように発光ギミックはさすがにありませんが、よくみるときちんと回転灯のモールドも再現されている芸コマぶりです。

顔も劇中イメージを見事に再現しており、実にシャープでイケメンな造形です。表情豊かなジェイデッカーにしては、ちょっと目が厳つすぎるかなと思うところもありますが、この辺りは好みの問題でしょうか。

また、個人的に一番推したいのは首部分。本作の勇者ロボ特有の、関節がカバーで覆われている部分のシワがくちゃっとした感じ。なんかわかりにくいんですけど、わかってください。アレです。あそこが見事に再現されているんです。いい仕事してますよねぇ。

逆に、DX玩具から比べるとオミットされた部分も少なからずあり、膝部分のビームキャノンは省略されています。膝の屈伸の連動でスライド稼働する部分でもあるので、ここは上手い処理ではあると思いますが、ジェイデッカーの数少ない武器でもあるのでちょっと寂しいですね。まぁ実の所、このビームキャノンは、アニメではジェイローダー形態かサタンジェイデッカーくらいでしか使われていなかったギミックでもあるので、いいアレンジだと思います。バリっとしたサタンジェイデッカーの立体物も出て欲しいなぁ。

警察ロボ特有の白黒ツートンカラーで、特に複雑な色分けもないので、塗装も丁寧に行われています。ダイキャストパーツ周りがちょっと厚塗りで、モールドが死んでいる部分もありましたがこの辺りは個体差かなと思います。

■抜群の可動性能と安定性
スーパーロボット超合金はアクションフィギュアですので動かしてナンボ。ということでジェイデッカーでもその脅威の可動性は健在です。

首は根本とマスク部分の二重可動、肩は二重引き出し式でほぼ90度まで。肘は二重関節で90度可動。上腕にロール軸が、肘部分にはボールジョイントが存在します。更に手首の付け根と基部も別パーツで二重ボールジョイントになっているので表情付けに一役買っています。上半身は三重になっており、胸、腹、腰でそれぞれに可動、胸のデッカード部分が引き出し式になっており更に延長が可能です。胸飾りパーツと背部ウィングは手前と奥行き方向にスイングするので、肩の引き出しを邪魔すること無く可動させることもできます。

下半身は、フロントスカートとリアスカート、サイドスカートがそれぞれ可動。股関節のお馴染みの多重可動、大腿部付け根にロール軸。膝は二重関節で、90度可動。上側は大腿部の装甲が連動してスライド、下側はニーアーマーが上方向に引っ張られるようにスライドし、膝裏は関節隠しパーツが連動して折りたたまれるギミックが内蔵されています。足首は二重関節で、一段目は引き出し式。必要に応じて引き出せば、45度程度の角度まで接地性を高めることが可能になります。

ジェイデッカーのデザインからは予想もつかないような広い可動域で、どんなポージングでもすんなりこなしてくれる性能を持っています。特に随所に配された引き出し式関節は見事で、肩のデザインから絶対不可能かと思われた武器の両手持ち等をいとも簡単にやってのけます。一部の関節パーツにはスーパーロボット超合金お馴染みのダイキャスト関節が仕様されており、保持力もバッチリです。

■シンプルな付属品
差替え手首は平手と持ち手2種がそれぞれ左右ずつ、指差し手が左にのみ付属しています。武器はジェイバスターのハンドガンモードとライフルモード、四段式電磁警棒が付属。オプションとして魂STAGE対応ジョイントがひとつセットされています。

武器は最低限といった感じですが、これ以上は用意しようがありません。同じ勇者シリーズの「スーパーロボット超合金 マイトガイン」では動輪剣はたくさん用意されているのにマイティスライサーが付属しないなど、少し物足りなさもあったのですが、今回ばかりはジェイデッカーが使用し得るすべての手持ち装備が揃っています。

四段式電磁警棒は、折りたたみ形態などは付属しませんが、持ち手部分が塗り分けられているなど丁寧な作りになっています。身動きの取れないジェイデッカーの代わりに、勇太が地面に突き刺さった電磁警棒の電撃で援護するシーンや、ジェイデッカーを襲っている巨大ダブロボットにめがけてガンマックスが電磁警棒を投げつけるシーンなどなど、ジェイデッカー自身のピンチに仲間が助けてくれるシーンでの活躍が印象に残っている武器でもあります。

ジェイバスターは、モードチェンジや収納ギミックこそ再現されてはいませんが、その分形態別に付属しているのが嬉しい所。筆者はジェイバスターのなりきり玩具を持っていたのですが、このモードチェンジがまた結構面白くて。バレルが折りたたまれるだけのシンプルな機構なんですが、その変形部分のスライドギミックをポンプアクションに見立てて遊んだりしてました。うーん懐かしい。ちなみにハンドガンモードは主に実弾連射系、ライフルモードでは一撃必殺のビームライフルとして劇中では描かれていました。今後、もしスーパーロボット超合金シリーズで「スーパービルドタイガー」が出るならば、是非タイガーファングを再現できるようにして欲しいですね。

スーパーロボット超合金としてはガオガイガー、マイトガインに続いて3作目の勇者シリーズとなりましたジェイデッカー。シリーズを通しての最新作としてみても、全体的なクオリティが上がってきており、細部も動かしている時のポロリがないなど、ストレス無く遊べるように、より進化しているので遊び甲斐があります。一方で、やはり勇者ロボとしては合体・変形が遊びのメインというところもありプレイバリューとしては少なめだという所も否めません。手頃な価格でハイクオリティなアクションフィギュアを手にできる、というところにスーパーロボット超合金の真価があると思うので、是非他の勇者ロボと並べてコレクションしてみて欲しいですね。

「スーパーロボット超合金 ジェイデッカー」は、好評発売中で価格は5,775円(税込)です。

(C)サンライズ


■筆者紹介:ひびき
ゲームやアニメが大好きな駆け出しライター。
お気に入りの話は「手錠の逃亡者」。
ロボット刑事課の中ではガンマックスが好き。
『ブレイブサーガ』ではガンマックスアーマーを
主力に遊んでいた程だがバトルボンバーも好き。

Twitter:@hibiki_magurepo

《ひびき》

バーチャル関西の何でも屋さんです ひびき

2012年からインサイドにてゲームライターとして活動して、はや十数年。ちょっと古参気取りの何でも屋。Game*Sparkやアニメ!アニメ!にもたまに顔が出ます。ゲーム・アニメ以外では、ホビーやガジェット、バーチャルYouTuber業界が専門。お仕事お待ちしております。

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