1フレーム単位で調整された『パペッティア』 ─ 製作秘話が明かされる動画第3幕「アクション」篇公開

ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアは、プレイステーション3ソフト『パペッティア』の舞台裏を語る動画シリーズ第3幕「アクション」篇を公開しました。

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ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアは、プレイステーション3ソフト『パペッティア』の舞台裏を語る動画シリーズ第3幕「アクション」篇を公開しました。

『パペッティア』は、「舞台」などからインスパイアを受けて製作されているアクションゲームで、ユーザーのリビングを劇場に見立てたような独特の演出や世界観などに注目が集まる、プレイステーション3期待の一本です。

主人公は、人形にされてしまった少年「クウタロウ」。魔法のハサミ「カリバス」を駆使し、敵に立ち向かったり、エアカットというアクションで様々な場所を移動したりと、多彩なアクションを見せてくれます。

今回公開された動画では、クウタロウやカリバスを使ったアクションなどについて、裏話が明かされました。クリエイティブ・ディレクターのギャビン・ムーア氏は、「カリバス」を使う時の楽しさやハサミ独特の「音」の心地よさを熱く語りました。

また、プログラマーの貞満政紀氏は、エアカットを際立たせるために少しだけ物足りないジャンプを作りつつも、レスポンスとして良いモノを作らなければいけないという課題に対し、クウタロウのアクションを1フレーム単位で調整したと明かしました。動きがもたつけばストレスになり、素早すぎると味気ないモノとなるその狭間を、極限まで突き詰めたアクションを構築しているようです。

そしてクウタロウ自身の動きにもこだわり、リード・アニメーターの川孝平氏は、人形なので人間には出来ないようなギミックを取り入れながらも、8歳の少年という年頃を意識して動作を作り上げたとのことです。

この他にも、数多くのクリエーターがそれぞれの立場で、『パペッティア』の舞台裏を語っているので、興味のある方はチェックしてください。



ここまでで3回を数えた魔法劇場の舞台裏は、今回で終わりとのことです。残念ですが、また別の形で『パペッティア』の続報が訪れることでしょう。その時を期待しながら、幕間の小休憩というのも一興かもしれません。


『パペッティア』は、2013年9月に発売予定で価格は未定です。

(C)Sony Computer Entertainment Inc.

《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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