PS4インタビュー第8回目は『Blacklight:Retribution』の開発者 ─ 「PS4は作りたいゲーム」をユーザーに届けられる」

ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアは、PS4インタビュー映像シリーズ「Conversations with Creators」の第8回目を、公式コミュニティサイト「プレコミュ」にて公開しました。

ソニー PS4
ジャレッド・ゲリッツン氏
ジャレッド・ゲリッツン氏 全 2 枚 拡大写真
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアは、PS4インタビュー映像シリーズ「Conversations with Creators」の第8回目を、公式コミュニティサイト「プレコミュ」にて公開しました。

PS4タイトルのクリエイターたちが、次世代機での開発に秘めた想いや注目すべきポイントを通じて、「PS4で遊びはどう変わっていくのか?」をテーマに送るインタビュー映像シリーズ「Conversations with Creators」も、今回で第8回目となります。

今回インタビューに応じたのは、PS4で基本プレイ無料(F2P)ソフトとしてリリース予定の『Blacklight:Retribution』を製作している、プロダクション・ディレクターのアンディ・キプリング氏、アート・ディレクターのブライス・ブロードス氏、そしてスタジオ・ディレクターのジャレッド・ゲリッツン氏です。

『Blacklight:Retribution』は、豊富なカスタマイズを特徴のひとつとするFPSで、マガジンからサイト、銃身、レシーバーに至るまで自由に組み替えることができ、自分好みの武器を作れます。また、キャラクター自身のしぐさもカスタマイズ可能なので、凝ったマイキャラ作りが楽しめます。自分のプレイスタイルを見つけて、数多ある戦場へと立ち向かうことができる、そんな一本です。

そういった特色を持つ『Blacklight:Retribution』を開発しているため、インタビューでも自ずとカスタマイズ面に関しての話から始まります。「テンポがよくカスタマイズ性も高いFPSを作りたかった」と当初から今現在の形を目標とした製作を行っていたことを明かし、「巨大兵器なども登場する中で、より現実的な世界を目指しました」と、ゲームならではの面白さと、没入感を損なわないギリギリのラインを見極めたと語っています。

また、本作がF2Pであることの利点として、「アップデートやパッチ対応が行いやすい」と切り出し、「プレイヤーが探索したり新しい経験を積み重ねることで、ゲーム自体も変わっていきます」と、プレイヤーの遊び方に応じてゲームを変化させていける点を強調しました。そして、そういった進化のサイクルを確立させるのも重要な仕事のひとつだと告げました。

この他にも、興味深い裏話から、『Blacklight:Retribution』の実際のゲーム映像まで、たっぷりと詰め込まれています。興味がある方は、動画をチェックしてみてください。



最後にゲリッツン氏が、良いアイデアがあるなら誰でもPS4で実現できると話し、「これからは「作らなければならないゲーム」ではなく「作りたいゲーム」をユーザーに届けることができる」と、PS4がクリエイターにもたらした革命を、このように表現しました。

制限のある中でよいものを作るというのも大事ですが、斬新な発想を持つクリエイター達により自由な環境が与えられたら、ゲームはどのように進化するのか。想像するだけでも胸が期待に膨らみますが、その答えはもう少しで実現するのかもしれません。

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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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