スノーデン氏が逃げて逃げまくる無料ゲームが公開中、作者「安直じゃない風刺ゲーを」
米国家安全保障局(NSA)の監視活動を暴露したことにより、米政府から訴追され全世界からの注目を集めているエドワード・スノーデン氏ですが、彼を主人公にしたゲームがネット上で無料公開され話題を呼んでいます。
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『Snowden Run 3D』と銘打たれたこのゲームは、大ヒットしたゲームアプリ『Temple Run』のようにをコース上の様々な障害を克服しながら延々と走り続けるタイプの3Dアクションゲームです。ジャンルとしては「エンドレスラン系ゲーム」とも呼ばれ、同ジャンルの人気作品としては他にも『Subway Surfers』などが挙げられます。
ゲームを開発したMichele Rocco Smeets氏は「既に開発中だったゲームの主人公を、ウケ狙いで急遽、スノーデン氏に変えて発表される(インディーズ)ゲームが多い中、私は最初からスノーデン氏を題材にしたゲームを作りたかったんです」と、制作の動機を語っています。しかしながらSmeets氏は、スノーデン氏を題材にしたことには時事問題の風刺以上の意味はないことを強調しています。
この『Snowden Run 3D』の肝心のゲームの内容は、スノーデン氏の後姿を見据えた3人称視点のゲーム画面の中で、機密情報が含まれたUSBメモリやノートPCを拾い集めながらひたすらエージェントの追跡から逃げまくるというシンプルなランニングゲームで、プラットホームはPC、Mac、Android端末です。
行く手を遮る障害があまりにも多く困難に直面した際には、「プーチンおじさん」に携帯から電話すればロシア軍の爆撃機が援軍に駆けつけて水素爆弾を降らせ、辺りの障害物を一網打尽にしてくれたりするイベントもあるということで、まさに風刺が効いています。
気になった向きはさっそくGoogle store(アンドロイド版のみ)か作者のサイトからダウンロードしてプレイしてみてはいかがでしょうか。
《小寺信夫》
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