三女トウが愛する人に手料理を、ただし食材はトロル ─ 『ドラッグオンドラグーン3』Twitterアイコンの配布も

スクウェア・エニックスは、PlayStation3ソフト『ドラッグオンドラグーン3』の公式サイトを更新し、Twitterアイコンやフォウの短編小説を公開しています。

『ドラッグオンドラグーン』シリーズ初の女性主人公であるゼロは、ウタウタイ姉妹の長女でもあります。ですが、次女であり悪しき領主を討伐したワンや他の姉妹たちに対して、彼女らの命を奪うような発言を口にしており、その人間関係はまだ多くが闇に包まれたままです。

そんな彼女たちの内面を紐解く一端となる短編小説が、公式サイトにて公開されているのは既にお伝えした通りですが、口火を切ったゼロを除き、六女のファイブから若い順番に明かされており、現在もっとも新しいのは、三女であるトウの「きょうの料理」になります。

その小説の中でトウは、自らの使徒であり想い人でもあるセントのために、手料理を振る舞おうと奮闘しています。砂の国に住んでいるため、豊かな食料が手に入るとは言えない土地柄。しかし、持ち前の向上心と環境が手伝い、扱いが難しいものも創意工夫を凝らし、美味しい料理へと仕上げる腕とこまめさなどが描かれています。

セントに美味しい食事を食べさせたいその姿は、率直な好意が現れており、微笑ましく感じるほどです。ただし、食材がトロルやミノタウロスであることを除けば、ですが。幸い、腕力には定評があるトウ。固いスジ肉を挽肉にすることすら可能です。

料理好きのトウですが、そんな彼女も一目を置く腕前の持ち主は、ワン。料理に失敗なんてないと言えるのは、その実力の高さゆえでしょう。四女のスリイは、素材にほぼ手を加えずに出すタイプ。優等生のフォウは、栄養を重視し薄味がメイン。逆にファイブは、めいっぱい濃く味付けしたものを出す──と、料理を通して各姉妹の性格や嗜好も顔を覗かせました。

また、トウには多くの家族がいることも判明しました。とはいえ、ほとんどが幼い子供たちで、血も繋がっていません。孤児になった子たちを引き取り、みんなで暮らしているのです。ウタウタイであることを除けば、恋をし、子供たちを慈しむ、どこにでもいそうな女性に過ぎない彼女が、どのような理由でゼロに命を狙われるのでしょうか。

新たに判明した情報もあり、更に謎が深まった部分もありという、トウの短編小説「きょうの料理」。彼女の幸せに、悲劇が訪れないことを祈るばかりです。

そしてこのたびの更新で、新たにTwitterアイコンが配布となりました。一頭身の可愛らしい「ゼロ」と、彼女と共に旅をするドラゴンの「ミハイル」の2種類。スペースの残りを見るに、今後別の姉妹のアイコンなども追加されるのかもしれません。

シリーズ初代を思い出すと、絶望的な展開も予想の範疇に入りますが、本作でどのような物語が描かれるのかはもちろん分かりません。せめて今は、愛らしいTwitterアイコンを眺め、心穏やかに続報を待ちましょう。

『ドラッグオンドラグーン3』は、12月19日発売予定で、価格は通常版が7,980円（税込）、スクウェア・エニックスe-STORE専売の『DRAG-ON DRAGOON 10周年記念BOX』が19,800円（税込）です。

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Character Design : Kimihiko Fujisaka.