ゲームショップにも人が溢れる!米国で最も過酷なセール“ブラックフライデー”を現地レポート

米国在住のGame*Sparkスタッフであるハナが、年に一度の大行事、米国小売店の“ブラックフライデー”セールの模様を取材してきました。

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PS4やXbox Oneをゲットできるか? 米国で最も過酷なセール“ブラックフライデー”を現地レポート
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米国在住のGame*Sparkスタッフである筆者が、年に一度の大行事、米国小売店の“ブラックフライデー”セールの模様を取材してきました。



まず、ブラックフライデーとは、アメリカの感謝祭“Thanksgiving Day”(11月の第三木曜日)の次の日のことです。感謝祭が終われば、クリスマスまでの大きな祭りももう無いので、それを期に街やお店がクリスマス仕様に変わっていったり、クリスマスショッピングも始まります。日本と違って、アメリカのクリスマスやホリデーシーズンは恋人とではなく、家族と過ごす休日です。そして親からだけではなく、家族みんなが参加し、プレゼントを贈り合います。よって、「クリスマス期」に入った初日、ブラックフライデーにセールなどが増えて、今は日本のバーゲンセールや開店セールと同じく、短期間の激安商品を必死に求める人々の「ホリデー」となりました。

感謝祭でターキーを満腹になるまで食べた後、ソファから動けなくなって、そのまま深い眠りに落ちるのが一般的なイメージですが、激安を求める者にはターキーを食べてからが戦いの本番。人が波のように押し寄せてくるアメリカのショッピングモールからの生還は、本物の勇者だと例えられるくらい過酷な状況。


例年までは必ず金曜日の0時にお店を開けていたのが、今年からルールが変わり、早い店舗だと17時からセールが開催。

PlayStation 4とXbox Oneは共に11月の中旬に発売されたので、ブラックフライデーに間に合わせるためかと思われたものの、今年のセールでは次世代機本体や付属品の割引はされず、次世代機向けのゲームが10ドル割り引かれる程度に留まり、購入者の期待が裏切られました。

その一方、『The Last of Us』やバットマンシリーズなどの人気作が同梱されたPS3やXbox 360が競うように値下がりし、米アマゾンでは、タイムセールで4GBのXbox 360が99ドルになり、1分程度で売り切れました。

激安本体を手に入れるため、家電量販店Best Buyには祝日にも関わらず朝から並ぶ人も。目当ては、大きく割り引かれたゲームや30ドルで販売されたPlayStation Plus年間サービス利用権など。

PS4の発売に伴い、有料となったオンラインコンテンツを楽しむために、安い時にPlayStation Plusカードを買いだめする人の姿も。

0時が迫ってくる中、アマゾンゲーミングから、他の低価格なお店に対抗して値段を合わせる「プライスマッチング」を行っていたという情報がTwitterで次々と流れていました。例えば、Best BuyとFry'sの170ドルPlayStation Vitaバンドルパックに対して、アマゾンは『The Walking Dead』『Uncharted: Golden Abyss』『Retro City Rampage』『Sly Cooper: Thieves in Time』と4GBメモリーカードが同梱されたWiFiバンドルを174ドルで発表。


Best Buyは11月28日木曜日、6時にオープンしましたが、GameStopは金曜0時からセールを開始。ブラックフライデー用にかき集めた数少ないXbox OneとPS4目当てに、ユーザーがお昼から店の外に並んでいました。


GameStopが開店する30分前はまだ列を保っていたものの、0時が近づくにつれて列が崩れていく……。


0時ピッタリに扉を開き、並んでいた人を最初に入れるため、頑張っているスタッフの姿。


何時間も並んでいた甲斐あって、友達同士でPS4をゲット!

PS4やXbox Oneをゲットできるか? 米国で最も過酷なセール“ブラックフライデー”を現地レポート

《ハナ》

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