戦車ゲー『World of Tanks』で新規プレイヤーが見落としがちなフルボッコにされる10の理由

今話題の戦車ゲー『World of Tanks』で、「なぜ勝てないんだ!」と頭を抱えるGame*Sparkスタッフのもとに、Hellcat軍曹が再び現れて、初心者がぜんぜん勝てない10の理由をいっしょに考えてくれた。さっそく順番に見てみよう。

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戦車ゲー『World of Tanks』で新規プレイヤーが見落としがちなフルボッコにされる10の理由
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ある日、インサイドのスタッフが、「退屈だな~ 誰かがタダで面白いゲームくれないかな~」などとつぶやいていると、突然、Hellcat軍曹なる猫が現れて「タダで面白いゲームをあげる、にゃ!」といって、今巷で話題の『World of Tanks』のダウンロードページを教えてくれたのだった。

「基本プレイ無料のゲームじゃないか!」とツッコミを入れつつも、さっそく『World of Tanks』に挑戦するインサイドスタッフ。しかし遊び半分で戦場に繰り出したスタッフは、すぐに集中砲火を浴びて爆散してしまい、連敗し続ける始末……。「なぜ勝てないんだ!」と頭を抱える彼のもとに、Hellcat軍曹が再び現れて、初心者がぜんぜん勝てない10の理由をいっしょに考えてくれた。さっそく順番に見てみよう。

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理由その1: 「そもそもルールをわかってない、にゃ!」

ゲームの基本ルールを理解しないままとにかく“Let's Battle!”と戦場に飛び込み、あっという間に倒されてしまう。初期のTierでこのような初心者プレイヤーをよく見かけるぞ。『World of Tanks(以下WoT)』では、ただ敵を倒す以外にも、陣地を占領するという勝利方法もあるのだ。また、一度倒されてしまうと、他のゲームのように復活することもできない。そのことをしっかりと頭に入れておこう。

理由その2: 「一人で突撃してすぐにやられている、にゃ!」

前述のように、『WoT』ではバトル開始早々に敵陣に1人で突撃して勝手に爆散している新規プレイヤーが後を絶たない。戦場では、生き残った一両の戦車が勝敗を分ける場合がある。いかに生き延びるかが重要だが、かといって隠れて敵を待ちぶせしているだけでは勝利をつかみ取れない。そこで、戦闘開始と共に前線に進む味方の後に付いたり、側面攻撃を狙う戦車にも付いていこう。集団で行動すれば生存率が上がるだけでなく、戦況に与える影響も大きくなるのだ。

理由その3: 「操作方法をよくわかっていない、にゃ!」

チュートリアルでは基本的な操作を学ぶことができる。懸命なる新米戦車兵の諸君は、既にチュートリアルで学習済みだとは思うが、 もう一度おさらいしておこう。移動はW/A/S/Dキーを使ったTPSなどで良く目にするスタイルで、直感的に操作できるだろう。他にも射撃時に左Shiftを押すことでスナイパーモードに切り替えられたり、マウスホイールで画面のズームイン・アウトができる。敵戦車を右クリックすれば移動中の射撃に便利な自動照準を使用することも可能。そして右クリックには、砲塔を固定して周囲を見渡せる大事な役割も持っている。これにより敵に砲を向けたまま周囲の状況を確認できるのだ。またRとFで自動前進、後進が可能だ。直線を移動する時に便利なので覚えておくといいぞ。基本操作をマスターすることが勝利への第一歩だ。

理由その4: 「インターフェースの仕組みを知らないから、にゃ!」

『WoT』では一般的なFPS/TPSとは少し異なる特殊なインターフェースを持つ。画面の左側に味方戦車、右側に敵戦車のリストが表示される。味方や自分が発見した敵は、赤いアイコンで示され、照準を合わせると画面上に赤いシルエットで映し出される。照準の上に表示されている数字が目標までの距離(m)、左が砲弾の装填時間(秒)、下が残弾数だ。CTRLキーを押すとカーソルが表示され、各アイコンをクリックすることで味方にメッセージを送ったり、詳細表示が変更できる。マップ上の要所や危険な場所を味方に知らせたい時は、右下のミニマップをクリックして警告を送ろう。

理由その5: 「自分が戦車であることを理解していない、にゃ!」

『WoT』は戦車が主役であるため、他のシューターと違い、視点と砲身の向きが常に同期してないことを理解しなければならない。とっさに後ろを向いて攻撃することは不可能。敵に弾を命中させるためには、まず照準を目標に合わせ、砲が目標へ旋回、レティクルが収束してから、左クリックを押してようやく発射できる。視点と砲身の追従速度は、砲塔の旋回性能によってそれぞれ変わってくるぞ。敵シルエットにレティクルが収束した状態で射撃すれば命中させられる。ちなみに味方は、緑のシルエットで表示。移動したり視点を動かすとレティクルが変動するので注意が必要だ。


理由その6: 「コミュニケーション不足、にゃ!」

バトル開始早々に味方がスタート地点付近の茂みに隠れ、ほとんど動かない時がある。これはほとんどの場合、味方同士のコミュニケーション不足が原因だ。頻繁に連絡を取り合い集団で行動する陣営は、奇襲や戦線を突破された時に対応しやすい。味方への指示はQキーのボイスチャット、Enterキーでチャット欄表示、Zキーのラジオコマンドといった方法で行える。また、敵戦車に照準を合わせてTを押すことで攻撃を指示できる。前述のミニマップクリックも組み合わせて、開戦前30秒の準備時間にあらかじめ指示を出し合えば、バラバラになることもないだろう。

理由その7: 「戦車が隠れる、という概念がないから、にゃ!」

生い茂った草木、民家や巨大な建造物など『WoT』のマップには様々なオブジェクトが点在している。賢いプレイヤーはそうしたオブジェクトに身を隠したり、盾にして敵弾を避けつつ反撃してくる。ただしオブジェクトも万能ではなく、攻撃を受けると破壊されてしまうため過信は禁物だ。草木に隠れているつもりが車両が一部はみだしているトホホな初心者プレイヤーも見かけるぞ。

理由その8: 「戦車だってデリケートな部分がある、にゃ!」

『WoT』では、装甲厚や部位破壊、各部弱点など、現実の戦車の設計を基にしたダメージシステムを採用している。戦車は前面装甲が一番厚い車両が多いので、側面や後方を積極的に狙うといい。弱点である履帯(車輪周り)を破壊すると、戦車が一時的に動けなくなることを覚えておこう。ただし、戦いに集中するあまり高所から落下することのないよう前方にも注意。

理由その9: 「戦車の種類を知らずにとりあえず使っている、にゃ!」

『WoT』で登場する戦車は、軽戦車/中戦車/重戦車の他に、駆逐戦車と自走砲の全5タイプが存在する。戦車の種類を理解し、個々の使い方を習得すれば勝率はきっと上がっていくだろう。菱形マークの軽戦車は動きが速く視界が広い代わりに打たれ弱い。三本線の重戦車は強力な砲と装甲厚を持っているが鈍重。二本線の中戦車はそれらの中間という位置付け。軽戦車なら偵察、重戦車は正面の戦線を広げるというように、それぞれ役割がある。

理由その10: 「初期に使用する戦車の特徴を把握できていない、にゃ!」

Tier 1やTier 2で主に使用する、第一次世界大戦(WW1)後から戦間期(WW1とWW2の間)にかけての戦車は、予算不足や装甲機動戦理論が流行したため、装甲を犠牲にし、速度を追及したものが多くなっているのだ。WW1のイギリス軍菱形戦車Mark.IVの最高時速が時速7.4km、ホイペットMk.Aが時速13.4kmであるのを比較すると、速度が向上しているのが分かるだろう。そのため、中・上位Tierの戦車と比べると打たれ弱いことを知っておいて損はないだろう。

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次回企画は……『World of Tanks』初心者がTier4の壁を突破するために必要な10箇条! をお届けします。

《編集部》

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