奥深い駆け引きや練り込まれたゲーム性だけでなく、個性的なキャラクターたちも大きな魅力となる本シリーズ。精悍な男性陣はもちろんのこと、あどけなさが残る少女から健康美溢れる女性、そして妖艶な美女まで幅広く参戦しています。
3D格闘ゲームで女性陣といえば、とかく話題に上りやすいのが「乳揺れ」。ゲーム本来の面白さとは直接の関係はないものの、リアルな挙動で揺れれば思わず注目してしまいがち。そこに大きな意義を見出す方も少なくありませんし、時にはプレイ意欲を促進させるちょっとしたスパイスになることもあります。
そんな「乳揺れ」ですが、「鉄拳プロジェクト」においては長年、「乳揺れ禁止令」なるものが発令されていました。ですが『鉄拳5』のモデル作成時に、モデルデザイナーがこっそりと揺らすためのリグを仕込み、「デバッグ時点では揺れず、終ロム提出時に揺れている」というアクロバティックな工作を経て、本シリーズで「乳揺れ」が実現したとの秘話を、プロデューサーの原田勝弘氏が明かしました。
当時の流れを原田氏がどう感じたのか、それに関しては語られませんでした。ですがその代わりに、「乳揺れ」に対する考え方が最近少し変わったという、もうひとつの秘話をこぼしました。
ただ、最近とある格闘術を教えてくださる女性教官が、
「どんなに押さえても揺れるといえば揺れますよ」
とスカイプでおっしゃっていたので、
「揺れるんですか?」
と聞き返し、
「ええ揺れますね」
とおっしゃったので、
「揺れてしまうんですね?」
と聞き返したところ、
「ええ私の場合は揺れてしまいますね」
とお答えになったので、
「揺れるというのはどのように?」
というやりとりを15分ほど続けた結果、揺れても仕方ないのかもしれない、と最近思うようになりました。
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経験者による「どんなに押さえても揺れるといえば揺れますよ」との言葉は、原田氏にとっても重い一言だったようです。こう証言されてしまっては、「乳揺れ禁止令」を復活させるのも難しいと言わざるを得ないと思われるので、今後の『鉄拳』シリーズでも彼女たちの胸は揺れ続けることでしょう。「乳揺れ」肯定派の方々は、枕を高くしてお休みください。
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