まだ公式サイトにもおおまかな情報しか載っていない本作ですが、TGS2014のアークシステムワークスブース内ではプレイする事が可能。当時のテイストはそのままに、少し違った姿を見せるくにおくん達が画面の中で踊っています。もう正直キャラもうろ覚えな状態でしたが、プレイを始めると蘇ってくるあの記憶。そうだ、これはガチャゲーなんだ!(本当は違います)
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参加しているチームは、熱血高校や花園高校、冷峰学園など多数。プレイキャラは各校6名ほど。まだまだ参加チームも増えそうなので、「あのキャラがいない!」という方も期待して待ってください。
プレイ感覚は、ほとんど当時のままです。超楽しいですよ、これは。ただ、使えるコマンドが多いので、さらに幅の広い遊び方ができるのではないかと思いました。
キャラクターは本当に当時のままの2Dドット絵を採用。本当に当時のそのままです。そのキャラたちが、3Dで作られた背景の中で暴れ踊りまくるとあって、オールドファンは必見。一度は見ておかねばならないでしょう。
私は懐かしさのあまり、くにおくんを使った上でリキにやられてしまいました。ヘボプレイヤーだからではありません。陽気にドカンをキめて、洋ラン背負ってリーゼントです。結果ボコられました。その上、最終的には下に落とされて負けるという体たらく。年はとりたくないものですね……。
アークスさんのブースは奥にありますので、地図を頼りにして向かいましょう。
くにおくんの開発者お二人、アークシステムワークスディレクターの古谷亮輔氏と、エープラス開発室長山口律氏にお話をうかがいました。
――本日はよろしくお願い致します。
古谷、山口:お願いします。
――いまこの時代に、くにおくんを選ばれた理由はなんでしょう?
古谷:ちょうどPS3でオンライン対戦をやりたいなというところで、くにおくんを選びました。元々隣り合っての対戦が楽しいゲームですが、現代はなかなかそういった機会もないのでオンラインを求めたんです。
――やはりターゲットは30代以上ですか?
山口:それプラス、若い世代にもなんとかまわしていきたいと考えています。
古谷:若い人たちもこのゲームを見て、「おもしろそうだな」と考えてくれる事を期待しています。
――今後の展開などはありますか?
古谷:くにおシリーズは今後もどんどん進めて行きたいと思います。あとは、スマホへも手を伸ばしていくつもりでいます。
――これは期待大ですね!
古谷:新旧の世代に幅広く遊んでもらいたいんですよ。
山口:元々くにおくんが好きで、「作らせてください」とお願いに行ったんです。そこから『リキ伝説』を作ったり、『乱闘協奏曲』を作らせてもらったりしました。好きだからこそ、です。
古谷:あのドット絵だからこそくにおくんですよね。あれじゃなかったら他のものになってしまう。昔のテイストを大切にしたかったんです。
――それでは、最後にファンの方々へのメッセージをお願いします。
古谷:今作は、とにかくみんなで遊ぶのが楽しいゲーム。オンライン対戦が付いているゲームなので、みんなで遊んでどんどん盛り上がって欲しいなと思います。
それで、仲良くなって、楽しくなって、喧嘩して。大いに楽しんでください!
――本日はありがとうございました!
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「コワモテ」なんて書きましたが作ってもらっただけで、本当は優しそうなお二人からのコメントをいただきました。
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やはり「好きだから」こそ、作品につながっていっているのですね。二人の「くにおくん」に対する情熱を、ひしひしと感じるインタビューでした。そんな二人が作っている今作『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会~オールスタースペシャル~』が面白く無いわけがありません。今冬発売に向けてさらなるブラッシュアップを行なっているそうなので、コタツを用意して首を長くして待とうではありませんか。