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既に映像が公開され、大まかな概要はお伝えしていますが、独自システム「スキルシェア」やいくつか気になる点を担当者に伺ってきました。
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まず、本作でプレイヤーが操るキャラクターが何なのかを明白にしてきました。担当者によると、プレイヤーは「公安9課」のメンバーからキャラクターを選択し、「義体改造」によって自分好みにカスタマイズすることが可能。カスタマイズ用の「部品」は多種多様であり、数は5,000パーツ以上です。
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また各キャラクターには、原作を元にした専用のスキルを備えており、“キャラクター=クラス”という認識で問題ありません。そこで懸念されるのが、相手も自分も「草薙素子」だったらどうなるのかという点です。
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これに関しては、敵味方がどのキャラクターであっても、別の専用ビジュアルで表示されるため、1つの戦場に「草薙素子」がビジュアル的に2人居るという状況にはならないとのこと。
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本作では、「スキルシェア」という独自システムが搭載されています。このシステムは、「電脳ネットワーク」を通じて仲間のスキルをダウンロードできるといもの。スキルにも幾つかの種類があり、自分のために使うか、仲間のために使うか、状況による選択することができます。この状況選択により、戦略的かつ創意的な戦闘状況を作り出して、既存オンラインFPSで見られなかった協力プレーを実現するとしています。
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映像でも「義体」のギミックを確認することができますが、対「義体」武器も用意されています。その武器は「打撃武器」にカテゴリーされ、「義体」を破壊することが可能です。
ゲームエンジンは「Gamebryo」(ゲームブリオ)という少し古いものが使われています。起用の理由としては、開発陣が最も使い慣れたゲームエンジンが「Gamebryo」であり、一からUnreal Engineを触るよりもクオリティの高いものが実現できるためです。
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「タチコマ」は、我軍支援や敵拠点占領などの任務を遂行します。デザインは本作用にアレンジされており、PvEモードも開発中です。
今回公開された映像で、敵を倒すと「笑い男」のマークが表示されますが、こちらは未成年用の規制表現です。よって、ゲーム内の演出ではなく、製品では表示されません。
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同社のオンラインゲーム『アラド戦記』でコラボレーション企画を進めいた時、講談社・
Production I.Gと一緒に仕事をすることがあったそうです。その時に、自然と「攻殻機動隊」をゲームにしようという話になり、もっとも同IPを活かせるジャンルを話し合った結果、FPSに決定。現在のグラフィックやシステムに関しては、両社共に納得の出来だそうです。